良きお天気のもと法要の勤修。
しかし外気は暖かでも堂内は相変わらず数度低い環境、とはいえまぁ許容範囲。
私の本堂屋根作業終わってから穏やかで無風の日々が続きます。
何せあの数日間は風速10mと言ってもいいような強風下でしたから。天気の事にボヤキを入れても仕方がないのですが、今その件を振り返って触れることができるだけ有難い。
まぁその仕事は余計な私の作業でしたが。
あの落下寸前の鬼瓦の様をご指摘くださった檀家さん宅にすべての工事完了の報告と御礼に向かいました。
もしその発見が遅れたとしたら、何とも言えぬ酷い惨状を目の当たりにしたことでしょう。
つくづく思います、「阿弥陀さんに守られていた」と。
ただし「次はナイ」かも知れませんので何事も心してあたらなくては。
午後からは土いじりの続き。
昨晩はNHKBSの英雄たちの選択、「本草学者 平賀源内~」でした。
一昨晩の大河ドラマでも異色の説を披露していましたね。
昨日ブログでは私が「絶対に裏切らない」(毎年開花してくれる)と日頃からそう信じて花が落ちたあとも大切に管理している境内のユリたちについて記しましたが、彼らの生命力と子孫繁栄の力には圧倒されます。
球根が分化して翌年には次々とそれらから発芽するのですが、それとは別に開花後に成長する種房から無数の種が発散されます。
それらからまた発芽成長し、また花を咲かせますので地面さえあれば無限とも言っていいような生命力があります。
次から次に命のバトンタッチが・・・植物はスゴイ!!のです。
そのユリに、より圧倒させられたのは先般の本堂屋根の雨どいの図。おそらく昨夏に咲いたであろうユリの枯れあとが目に入りました。
少しばかりの枯葉が土と化しそちらに種の一つが飛んできて発芽、根が張るにつれさらに枯葉が堆積、今や完全に土となって雨どいを塞いでいました。
さすがにその景色はマズイと思い除去させていただきましたが案の定その元には球根が成長し、「次から次に」の予備軍となっていました。
黙ってそれを見届けていたら屋根中ユリたちに覆われることになったかも知れません。
これからも注意して見ておかないと・・・
①はユリの鉢の一部。周辺地面からも・・・
②は雨どいの堆積物除去前。③除去後。
④は拙寺檀家さんのお店の掲示板。
ここ数年、増えてしまいました。時の流れ、無常世界に生かされる身であることはわかっていてもその現実を突き付けられるのはいかにも寂しい。
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