美術展ナビ「べらぼう」 伝恵心僧都筆御軸は眉唾も・・・ 

殆ど一日中法務に就いた日。

安定した天気で何よりでした。

お話は「流転三界中~真実報恩者」から。

故人の法名にある「真」の字に関わる語と三界・・・煩悩世界に「流転」する私たち・・・ということで。

 

昨日だけでも新しい出会い、気づきがありました。

些細なことではありますが、それこそ私が「生かされている」ことの証です。日々感動しながら動きつつ、すごしたいもの。

 

19日土曜午後からは牧之原市制施行20周年記念事業「ラジオ深夜便のつどい」が「い~ら」で開催されますが、私の参加応募について既に落選したことをブログにて記していました。

 

実はそちらの応募に関してはハナから当選するワケが無いと踏んでのことで、当選したとしてもまず赴く事はできないと思っていました。

先日「い~ら」に来られた宮沢氷魚氏も拙寺に来られましたが今回も事前にアナウンサーが拙寺に来訪されるとの連絡もあったこととその日は土曜の午後とあってのんびりとその集いに顔をだしているなどそもそも無謀なこと。

 

御親切にも私の「落選」の記述を見た静岡市の秋野氏から「当選したのでどうぞ」とお誘いを受けたのでしたが、やむなくお断りさせていただいた次第。有り難くも申し訳ありませんでした。

しかし地元よりも市外からのお客様を優先しているような・・・

 

すると長谷川氏からアナウンサー2名の拙寺来訪は時間の都合でキャンセルになったと連絡がありました。

また当日は新たに掛川からのお客様「掛川遊歩会」御一行が来られるとの事で私はそちらの対応をすることになりました。

勿論長谷川氏は現場(い~ら)ですね。

 

扨、先般「美術館ナビ」の取材があり、昨日その記事が更新されたとの連絡がありました。

タイトルは「大河ドラマ べらぼう 田沼意次ゆかりのまち静岡県牧之原市ルポ 『我らが誇りの意次』」です。

 

図々しくもまたも私が画像で登場(意図していません)していました。

それを見た奥方は「何故にして裸足なんだ!!」とその無礼の様を「間抜け」と指摘されました。

そういえばあの時は急いでいましたので足袋を履かずに表に出てしまいました。

まさか足元まで撮られているとは・・・だからこそ「間が抜けている」というのでしょうね。

 

「美術館ナビ」のご担当に「次は丸尾月嶂をタノム」と勝手なお願いをしてしまいました。

日々ヤケクソで生きているような・・・

 

画像は先般の春の法要で皆さんに披露した会館「無碍」の須弥壇。

本来の予定では海の如来さんにお出ましいただくことになっていましたが、木仏の顔の金箔が少々剥離したため私の手で金箔貼りにチャレンジしようと準備はしたものの、依然着手に及ばず、急きょ「お軸」の登場となったところ。

お飾りはまだ・・・の図です。

 

三方ヶ原戦没の成瀬藤蔵正義の菩提を弔うため正義の妻の勒に

家康が寄贈した木仏本尊が現在の拙寺本尊になりますがこのお軸はそれより前のご本尊です。

要は「古い」軸ですが、寺伝では「恵心僧都筆」になっています。

まぁそれは眉唾としても、そこそこの古さを醸し出しています。

滅多に表に出てきませんので良き機会でした。

 

螺髪の部分についてホンモノの毛が使用されていますが、ある方が馬の毛だろうとの指摘をされていましたが、私の見立てでは「人の毛」という方が説得力があるかと。

かなりの「有徳なる人」の毛髪と見ますが。

きっと歴史に登場するような有名人のような気がして・・・

 

尚、表具師にこのお軸の折り目について修復を依頼したことがありますが「あまりにも貴重の風が漂っていて手に負えない」ということでお断りされた代物です。

 

 

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コメント: 2
  • #1

    お祭り大好き (土曜日, 19 4月 2025 09:33)

    1.本日の「美術展ナビ」や「よしのおもちゃ箱」などのHPを閲覧して、来訪者のレベルが非常に高いことを確認しました。 螺子をまいて知識吸収に努めたい!!
    2.鬼瓦の修復工事に関して塗装作業を心配していましたが、無事終了を知り安堵しました。 体力はご本人の自覚以上に衰えていると推察しますので安全第一に。
    3.会館の須弥壇の「御軸」は、檀家以外でも拝観拝観できますか?
    4.「ラジオ深夜便のつどい」聴講のついでに、アマノジャクにつき本多藩主の菩提寺であった忘れられた「宝泉寺の墓域」(2021.5.5紹介)を参拝したく考えています。

  • #2

    今井一光 (土曜日, 19 4月 2025 10:10)

    ありがとうございます。
    会館御軸のお参りの件、いつでもどうぞ。
    通常時は施錠していますのでお声かけください。