外気と本堂内の温度差はきっと5℃以上はあったでしょうね。
10時からの法事直前、施主が「ストーブは不要」と仰っていましたが、さすがに滞留時間が長くて冷えたらしく、終了時にはそれに火が入っていました。
しかし外に出れば雲泥の差、昼過ぎには半袖OKの日和で、これぞ本当の春・・・といった感。
体調不良3日目は喉の痛みに咳がちょこちょこ・・・、お勤め時にそれを堪えること数度あって、つくづくこの仕事に「油断」(風邪ッぴき)は禁物と思わされた次第。
毎度毎度同じような反省をします。
おそらくこれから何度も・・・まぁ、それだけ場数を踏むことができれば有難いものですよ。
扨、先日「日本人の『死因』認知症が首位に」というニュースがありました。
私はその認知症というもの、間接的に他の致命的な病に通じ結局亡くなるということは承知していましたがその『死因』として直接名指しされていることに「そうなんだ~」の少しばかりの驚きがありました。
認知症―寝たきり(免疫劣化)―嚥下障害あるいは感染症―肺炎あるいは老衰・・・といった確定的ともいえるパターンがありますがその大きなくくりである「認知症」が致命的であったということですね。
2023年の厚労省の統計では癌などの悪性新物質が24.3%
心疾患14.7%、老衰12.1%、脳血管疾患6.6%、肺炎4.8%
誤嚥性肺炎3.8%、アルツハイマー病1.6%、その他32.1%。
それらのうちやはり認知症が遠因となっている病がまたぞろ。それぞれの病の発現に関わっていそうです。
癌に虚血性心疾患、脳卒中などの「=死」とも思える病の救命率が高くなったことから「いよいよ」というカタチでその「認知症」が目立つようになったということかも。
健康寿命の伸びがそれほどのものでもない中、平均寿命が顕著に上がったということ、それは健康を損なってから、亡くなるまでの時間が長く(寝たきり)なっていることです。
そりゃマズイですよ。
寝たきり期間ばかりが延伸したとしても御長寿とは歓べませんからね。
また、高血圧と肥満、糖尿病が悪いとはいいますが、寝たきりになるにあたって肥満の人など見たことが無い。
画像は金沢城二の丸から戌亥櫓の石垣の図。
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