物の価格 高いか安いか 私の手作り棺 板代3150円

やっぱりアウトでしょうね。

法の抵触云々よりも発想がちっとばかりオカシイような・・・

以前、「ゴルフはダメて将棋はいいのか」の開き直りで庶民感情を逆なで、他にもいろいろありましたがその時は大いに「下衆ソーリ殿」を思いました。しかし今度の方にその手の匂いがありませんでした。

その分余計に10万円商品券お配り事案には驚かされてしまいました。

それも「ポケットマネーから」と。

今度も開き直りの弁付き、「もっと要領よく立ち回れないものか・・・」のやれやれ感が満載でした。

 

念願の職に就いてついつい「お調子にのってしまった」のでしょうね。

「勝って兜の緒~」とか「油断」について歴史の轍を認識し各、心に留め置くことがなかったのかな? 折角の職だったのに。

 

そもそもその事案の発覚は内輪内々のイベントのことでした。要は庶民の知らない世界、の同種の人々からのリークということでしょうが、タイミングもそうですが脇が甘すぎるとしか言いようなし。

そういったすべてが、庶民感覚との乖離から出てくるものでしょうね。

一般庶民がポケットマネーから10万円の大金を新人諸君に土産として配るなどの兄貴面はあり得ないことですから。

 

身内からも批判が相次いでいるようですが面白いのは「そんなことみんなやっている・・・」という弁護の声があったこと。

「それはそうだ」と合点はしますが、その弁護も我らの感覚とは超越していますね。「赤信号みんなで渡れば怖くない」のおバカフレーズを思いだします。

あの手の方々は「当選」の果実を得てどれだけ偉くなるのでしょうかね。

結論から言えば何方さまも「尻尾を出したらオシマイ」です。

そうあったら、責任を取る(逃げる ヤメる)ほかはナイということですね。

 

扨、その10万円というと私のイメージは棺の値段です。

その価格はピンキリで上を見たら溜息も漏れるほどですがその価格10とは「最低のもので・・・」と所望した場合限定のことです。

ちなみに当地の葬祭社のその最低金額はだいたい7~9万円というところですが周辺の平均値でいえばその「10」でよろしいかと。

 

慌ただしくヤルこと山積のその時の縁者施主、木棺ほかいろいろ選定しなくてはいけないわけで。

笑い話ですがそのカタログ中価格上位のものから紹介されるといいます。

べらぼうに豪奢なものとなれば100万円以上のものがありますがそれを見せつけられてまずは「それほどのものは結構」となります。

それでいて何故か最低の「10万円」までは行かないところで収まるそう。

人間の心理でしょうか。そもそも見栄坊なのでしょうかね。

 

私の父母たちの時もドサクサの中、進行おまかせ、私の意向など殆どナシの葬儀でしたがそれほど高価なものでは無かったような。

それはすべて終わったこととしてその件は無視して生きていますのでもう蒸し返しなし。

身内の葬儀の事など忘れ去りたいというところはどちら様も同様でしょう。

しかし無かったこととして生きたいとは思うものの「自分の死」については忘れてはいけないところです。

必ず来ますからね、その時が。

 

ということでまず私の棺を作ってみようとチャレンジしたのが画像の完成図。

素材は12㎜厚1820×910cmのコンパネを使用。

量販店のセール品で1枚1050円というのもお気楽でした。

それを3枚購入、店の旋盤でカットサービス(会員カード提示で無料)を依頼し持ち戻ってから組立てました。

1枚目を長さ1820幅455で天地それぞれ1枚ずつ、左右側面1枚ずつが2枚目、3枚目で頭と足の留板を自宅の工具でカットしました。

ネジ代少々、そして余裕をもってコンパネを4枚購入したとしても「5000円」にも満たない額。それなりのテクニックは必要ですが大したことなし。

尚、ネット上の桐製格安の棺で送料込み30000円程度です。

これまで何度かそれで本堂葬儀を執行しています。

「資金的に余裕がない」の早い時期の申し出があればこれからは棺代金5000円で承りましょうか。

それにはご逝去ののち病院等の手配にまかせるのではなく、「こちらで手配を」と動く事ですね。私はその協力を惜しみません(ブログ記述ではこちら)。

 

途中サイズ誤認、3枚目のカットサイズを間違って切断して組み立てたため蓋のサイズが寸足らずのご愛敬(④画像は裏ですが一

 目瞭然の凡ミスがわかります)。1820+12+12で計算すると・・・失敗。24mmオーバー。

それは適当に付けたして完成させました。

体格の大きい人用には1枚コンパネを追加すればいいのでは。

ただし身長が180㎝を超えるとなると苦しいかも。

まぁいろいろ作戦はありますが。

 

自作棺は私が納まるには十分なものでした。

「さすがにコンパネはイヤだなぁ~」との声を以前聞いたことがありますが、私的にはまったくこれでOKです。

数日入っただけで灰になる、ただの箱にそんなおカネを掛ける必要はなしと思いますが。

そして家族葬流行りで参列者がいないのにどなたに見栄を張る?

 

奥方が「移動中箱がバラバラになったら~」と指摘していました。

いくら何でも落としたりしない限りまず大丈夫でしょう。

まぁその素人製作品の耐久性についての指摘でしたが。

もう何年もその搬送を見てきましたが棺を落して遺体が顕わになるなどいう状況に出あったことがありません。

火葬場ご担当もそれは見たことが無いと。

あったことと言えば骨壺を落してバラしたシーンのみだそう

それも大変だ。

 

良かったことは仏間が杉の木の香りで充満したこと。

反面相当に邪魔であることは言うまでもなし。

「My棺」の工作教室開催など頭をよぎりましたがそこまでのことを皆さんは考えていらっしゃらないでしょうね。

「縁起でもない」と言うでしょう。

奥方は「ヤメろ」とも言いますし。

 

まぁ、造ったら造ったで何処に置く?

私は幅広ですがとりあえず「テーブル」ということで自身承認。

 

私用の品でしたが順番通りにいくとすれば叔母でしょうか。

とりあえずそこで様子を見させていただくことにしましょう。

次は寸法に気を使ってしっかりと。