がん罹患率2人に1人、死因1位 七尾城桜馬場曲輪

「高額療養費制度」の件、政府が発していた今年8月から引き上げについて見送りするそう。

その制度の改変で困窮する人といえばがん患者たちです。

病の治療には心身ともに大きな苦難が伴いますが、何より経済的な負担は絶大でしょう。

まぁその改変は「お金のない人は治療するな・・・」「死んでくれ・・・」を思わせましたからね。「病気になる奴が悪い・・・」などとはさすがに、それはナイでしょうが。

 

突然の見送りが昨日になって表明されたのでしたが、言い出しっぺはそれをやったら日本全国総スカンになるやも・・・ということが分からなかったのでしょうかね。

何といってもがん罹患率2人に1人、日本人の死因の第1位ですからね。最近は叔母の脳梗塞の姿を見て、その病の恐怖に震えていましたがその病はまたおそろしい。周辺でもその病と闘っている皆さんは少なくありませんからね。

議員さんたちが、がんにならないのが不思議なものです。

 

現状がんとは縁遠い健勝なるお金持ちの政治家さんたちにはそんな庶民の苦しみなどは分からないのかも知れません。

それは大いに納得します。

人は他人の苦しみ痛みというものをなかなか共有することができない生き物です。

その共有と何らかの手立てを思うことが仏教の慈悲の心。

 

今、アメリカ人の宗教意識の劣化について指摘された方がいましたが、まさにそれは全人類的課題でもあったのです。

キリスト教にも慈悲の教えはあったはずですからね。

統領殿が言っています。「アメリカ第一主義」と。

自国さえ良ければ他はどうあってもいい・・・などいう発想ですからね、他人の苦しみなどどうでもいいことなのでしょう。

世界全体がそうなれば精神の劣化はますます拡大していくわけで。

 

毎日毎日その人の顔とウソ山積のトークを視聴することはもはや飽き飽き。

テレビを消すかチャンネルを変えるだけですね。

 

扨、七尾城は昨日の本丸外桝形から少々、桜馬場なる曲輪になります。馬場ですから馬小屋と馬の鍛錬をするフィールドがあったのでしょう。

今は針葉樹に囲まれていますがかつては明るく見晴らしの良い春には桜色華やかな場所だったことでしょう。