フェイクメール フィッシング 置石にご注意あれ

陽射しはそう強くありませんでしたが、穏やかな春の訪れというものをようやく感じることができたよう。

要は風も無くトレーナー一つでうろつけることですが。

ただし、(最後の)寒冷が訪れるとの予想。一週間と長めの様ですから我慢、我慢・・・

 

法要のない日曜日でした。

雑務は山ほどありますが昨日も何もせず。

ただ午後からは奥方の所要に運転手としてあちこち動き廻りましたが・・・

 

ここのところの奥方のボヤキは日々消去に励むフィッシングメールについて。

人のイイ、見知らぬ他人をカモにして自分は楽して儲けようと携帯端末を利用した詐欺手口ですが、当市内でもそれに引っかかって大金をむしり取られたなどいう事件は枚挙に暇ナシ。

それは60歳以上の方たちが特に多いのはまだまだネットについてその利便さばかりを享受し、そのリスクを思考したことがない世代だからでしょうね。独り暮らしの親にスマホを安直に作らせてそのリスクについても教示しなくてはね。

 

どこでそのメールアドレスを得たかといえばまず、漏洩した輩の存在が。

まぁ流行りのネットショッピングや金融機関などから、表向きは「個人情報は厳重に管理」とは吹聴するものの私どもから見れば「嘘ばっかり」の感。

そのような責任はナイに等しいですからね。足が付きにくい闇の世界だからですね。

 

以前は「名簿屋」という個人情報を売買する人たちがありましたが、まぁその手の類でしょうね。

一件〇〇円で1000件、1万、10万件単位で売りさばくわけですが、そのデータを持ち込む人といえば、公共や金融関係のいわゆるお堅いお仕事と思われる人たちでしょう。

先日は浜松で金融機関に架空口座を作ってお縄となったお巡りさんがいましたね。

データを買っているグループといえば詐欺グループとは限りませんがね・・・要はこの社会、信用がおけない世界と成り下がっているのですよ。昨日のバカの件もありました。

 

先般は拙寺庫裏ポスト下に不審な記号を発見したことを記しましたがまた違った「不審」についてのニュースがありました。

門扉等の上、不安定で落ちやすい場所に小石を置いておくというものでした。

在宅者の不在を呼び鈴で確認し、不在とみればその小石を置いて一旦その場を離れて深夜に今一度それを確認に。

石がそのままあれば「まだ不在である おそらく帰宅しないだろう」と踏んでの空き巣狙いといいますが、今の独り暮らしの年配者は居留守を使うことが極めて多し。「知らない人には出るな」と子供たちから念を押されていることもあります。

そうなると「不在」と勝手に断じられて夜間急襲されることもあるでしょうね。

呼び鈴に応じても、また居留守を使っても面倒くさいことになってしまいます。

それでいて私は「人との関りは大事である」など言っていますがもはやその手の輩は「人」ではなく機械・・・嘘ハッタリマシーン・・・と割り切らなくてはならないでしょう。

 

メールの件に戻ると「知らない、関わったことが無い」というメールには「開けもせず即消去」というのがスジですね。

しかし最近のそれは「え?」というような、つい反応したくなるようなものが。

以前は「おめでとうございます」の如く「あなたは特別」といった類の表題が乱舞していましたが、最近はイチかバチかのハッタリをかましてきます。

要は撒き餌の如く、餌針をバラまいて1つ当たれば・・・の一攫千金狙い。外すことなど承知の助。

警察だ検察だ弁護士だ税務署だ・・・との語と嘘脅しを真に受けてビビりまくらせようとする構図ですが日頃それらに関わりの薄い皆さんはその術中にハマってしまうのですね。

 

かつての「各心当たりのある何か」のサービスの対価の遅滞発生フェイクを公権をチラつかせて脅すというのが大抵のパターンですが、やはり人間という者はそれほど「何か」を深層に抱えて生きているということでしょう。

 

その請求がまんざら嘘でないとしても、告知のアイテムとしてさすがにメールなどは使用しませんよ。

不足金がどこかで発生していたとすれば何度も督促状が届いたり切迫していたものならば内容証明が届きますからね。

ですから知らない人からのメールは即削除。超無視でOKなのでした。

 

ちなみに昨日奥方に届いたメールは「航空会社」と携帯電話会社を装ったものでした

航空会社は「まもなく溜まったマイルが消滅するので更新を」と、携帯会社はシステムの更新ということで個人情報を聞き出そうとするものでした。

奥方は「バカヤロウ」と一言、即削除していました。

ここ20年以上飛行機には乗っていませんからあり得ない話ですし。

まぁ手を変え品を変えですね。

ちなみにその情報をもとにクレジットカード等信用決済のできる何かを新規作成し使用するというものでしょう。

家庭電話もその手の不当なものが多く、今自宅の電話を撤去して携帯電話一本にするという人も多くなりました。

 

拙寺電話番号はネット上を探せば出てきますが、電話帳の記載はとっくのとうに削除しています。

それでも不審な番号はできるだけ無視するようにしていますが自宅にかかる電話の1/5程度の対応に、無意味な時間を強いられています。

相手不明の際は留守電ボタンを押していますが、真っ当な用件があったとしても切られてしまいますからね。困りもの。

 

画像は昨日の境内。

紅梅は開花しましたが、南高梅はまだ一輪だけ。

まだまだの梅もありますが。きっと種類が違うのでしょうね。