毎朝毎朝本堂の気温を計っているわけではありませんが、法要前にストーブに現れるその値は否が応でも目に入ってきます。
庫裏の居間の気温は8℃で仏間が6℃(それらは室温計)。
そして9時30分の本堂のストーブのスイッチを入れると・・・
圧巻の2℃でした。
見た事もない数値で思わずニヤリ。笑うしかありません。
本堂本法要前のご自宅での短いお勤めの際、御一同様にはその時の「御覚悟」について付け加えさせていただきました。
「ストーブ3台で対応もコート類を着込んだまま、マフラー手袋装着もOKと」まで。
しかしより冷え冷えのお内陣での読経の身は防寒具なしでストーブの用意はなしです。それは防火の意味もありますからね。
助かるのは足許マットのみ。極端な手指の冷たさに関しては無視するしかありません。
よってその温度は笑うしか無いのでした。
体温維持は発声、これは存外温かくなれるものです。
扨、清掃のため(昨日)に庫裏玄関の鎮座させた海の如来さん。
まぁ色々あってこの金ぴかになって戻ったというわけです。
昭和41年に後藤氏(やはり昨日)のお墨付きの額がありますが、奥方は毎度これと見比べて「ヤラれたのでは?」と言い放ちます。
「顔が違う・・・」(すり替えられた)と言い張るわけで・・・
ヤラれたと推測するその相手は、仏具屋なのか誰なのかはわかりませんが、ノー天気で頓着ナシの父でしたから十分有り得ることですからね。
ただしそれを考えることはいかにも辛い。
阿弥陀さんにも申し訳ないことです。
常識では市であっても文化財指定を受けているのですから、寺から持ち出す際は許可がいるはずですがその形跡もなし。
その台座には仏像の所縁の文言が記されていたといいますが、おそらく画像の物は新調したものでしょう。
まぁそもそも仏像が台座と一緒に海から引き揚げられることなどあり得ません。
それらは簡単に脱着できるようになっている代物です。
父なら平気で(台座を)「(古いので)捨てといて~」と言うことくらい思い浮かびますね。それが旧いもの嫌いの昭和一桁生まれの性分。
「死人に口なし」そして父親への敬意・・・とはいいますが「何やってんだ~」のトホホの思いが再び。
まぁ疑念、疑問はつきもの、キリがありません。
まぁ後藤氏が祖父の時代に当家に訪れていたことだけはわかります。
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小山昭治 (月曜日, 10 2月 2025 10:44)
海道先生は、私の書道塾の先生です。
懐かしいな。新年会では碁を拾ったりゲームをしました。
何でも先生が銀行に勤めていて、顔つきが悪くなるから子供と遊ぶために始めたとか。
帰りに焼き芋を買うことも楽しみでした。焼き芋と新聞紙で包んでくれました。
英樹さんも生徒でした。
私は最後の弟子らしいけど字はへたでとても弟子だったとは言えない立場です。
今井一光 (月曜日, 10 2月 2025 20:47)
ありがとうございます。
後藤氏が相当なる知者ということは耳にしていましたが小山さんの師匠とは・・・。
古い相良の善知識。
今となって同じような方にはもはやお目にかかれることはないでしょうね。