ゴミ袋スタンド用木材の購入やら境内仕事でドタバタしていましたが朝から見知らぬ方々が境内でうろうろ。
本通り辺りの様子も「いつもと違う・・・」という方も。
午後から「い~ら」で催される宮沢氷魚氏のトークショーに参加される方たちの時間調整だと思い、境内の方たちへ声掛けをしていきました。
「どうぞお気軽に本堂へ・・・」。
土日はできるだけ堂内照明をONしなくてはならないようです。
トークショーは約一時間、遠近関わらず多くの聴衆が集まったそうですが、さすがに女性が目立っていたとのこと。
トークショーの後は地元NHKのアナウンサーによるインタビュータイムがあったようで、拙寺の本堂床下の廃材利用の様が印象にのこったとのことを聞きました。
よって急きょNHKカメラマンが日没後に再度訪れてそちらを撮影していかれました。
聞けば来週火曜日28日の1815~のニュース番組のどちらかで放映されるとのこと。
ただし主題は宮沢氏のトークショーですからね・・・。
4台の車を連ねてスタッフ御一行とともに到着したのでした。
スタッフが「あの方です」と教えてくれましたが、とびぬけて身長か高いのでスグにわかりました。
私の第一声は表記「若殿~ようこそ」でしたがニッコリ笑顔で返してくれました。
イキナリ「住職とツーショット」と牧之原市広報の方からありましたが・・・身長さの凸凹具合よ・・・
時間の少ない中、端折りました。
そう事前に理解して私は説得力ある史料をと画像の明治12年に御上に提出した拙寺遺物色々の目録の控えを用意していました。ちなみに提出者は拙寺十一代祐曜が記したもの。
「義誉」なる名は相良一橋領時代の七代目の代官、小島蕉園が命名。その妻が滝江で清水の堀江山専念寺から嫁入りした人になります。
この件を説明しているシーンが早速宮沢氏のインスタに紹介されていました。
寄付物
本堂材木 田沼玄蕃頭
について「貴方様」の弟、四男の意正の名になっているのは破却時にはその差配がありませんでしたから田沼意正(玄蕃頭)が文政六年1823に相良藩復帰の際に「実は・・・」といった具合でそのお墨付きを得ていたかと。
また「鼓」についてもつづけて。
「貴方様」の妹にあたる千賀姫が嫁いだのがこちらの西尾隠岐守で太鼓は二の丸太鼓櫓にあったものです・・・とこの書面を提示して説明させていただきました。一目瞭然の関連性。
そしてまた結界の竹についても城内旗指物の竹です・・・と紹介すると漆の部分について「触ってもいいですか・・・」「どうぞ・・・」という会話がありました。
昨晩の大河ドラマでは意知さんの出演機会が多かったような。
現物の「人間」としても役柄同様好印象。
優しい物腰、ハイセンス高貴・・・といった感じ。
奥方もいよいよファンになったようです。
「意次せんべい」をお土産に手渡していました。
尚、個人レベルの撮影はマネージャーさん、NHKスタッフから解禁されましたが、こちらでそれをアップすることはできません。
顔形そのものに権利を有している人ですからね。
書面には他所いろいろ記してありますが、物理的に檀家数150戸であの本堂が建てられるとは思いません。
拙寺三代目祐傳父(成瀬正義)の三方ヶ原戦役の功労により江戸時代はかなり優遇されていたということが推測できます。
「海船役寺」については不詳ですが、時鐘御用、林守御用など各お役を戴いてうまいこと繋いで来れたのでしょうね。
そういった御用は実際に働いているのは使用人で、要は役職手当で少々ズルめです。
拙寺七代目祐信が文化二1805年に亡くなるまでの4年間、一橋治済から「老齢年金」の類をもらっていたこともそういった流れでしょう。
コメントをお書きください
お祭り大好き (月曜日, 27 1月 2025 00:14)
田沼意知との応対お疲れさまでした。 昨夜のニュースで床下を案内している姿を一瞬拝見しました。 主演の横浜・意知の宮澤の両俳優とも出演するまで名前も知らなかったためトークショーも見送りました。 肖像権が優先し、大澤寺境内で撮影した写真も使用できないとは・・・・・。 今後観光客が多くなると、気軽に参拝できないのではと、やや心配になりはじめました。
今井一光 (月曜日, 27 1月 2025 18:45)
ありがとうございます。
本日聞いたところでは400人の募集に2000人の応募があったというのが正解だったようです。以前は1200人と思っていました。
それではまたぞろ落選が目立つわけです。
NHKからはチーフディレクターが同伴していましたが、これからいよいよ宮沢氏を大きく育てていきたいといった思いが伝わってきました。
江戸城刃傷事件については撮影はまだとのことでしたが、悲劇のストーリーに視聴者の思いはより盛り上がることでしょう。
参拝はお気軽に。観光のみなさんについてはまったく危惧していません。
積極的にドカジャン姿で声掛け対応したいと思います。