より一層、低温化した本堂。
「こりゃ たまらん」とばかりにテラスに保管してあるストーブを引っ張り出して本堂に設置しました。私のいるお内陣は足許にホットカーペットのみでストーブは用意しませんのでそれは参列者用。東京方面から来られた方々も多数おられました。
よって灯油の注入やら試験運転やら・・・前日に故障したストーブの代わりです。
無風だったため墓参の際の日差しの下は本堂内とは格別に暖かさを感じました。風さえ無ければこれほど住みやすい地はないと確信した次第。毎度のことですが有難い。
一応昨日の本堂の法要が少々のご自宅での法要を除いて今年の最後ということになりました。
あとは境内作業ほか雑多なあれこれに励むことになります。
昨日は聞いたことも無いような事件、マックの注文のために並んでいたという中学生が大人に刺されるという前代未聞・理解不能のニュースが朝から。
塾の帰り途に立ち寄ったといいますが、少しばかりの若者の楽しみは親たちも承認しているはずでどちらにおいても違和感がなくなった景色。
何とも気の毒なことが起こってしまいました。
当家では父が口癖で「夜は出歩くな」とそれが掟の如く厳しく言い聞かせられていました。
よってそれを踏襲、私もそれを息子にガミガミと言っていたものでした。
私も息子もその言葉に従順だったわけではありませんが・・・
しかしやはり経験上それはロクな事がなかったということを理解しています。
ボブディランの「ハリケーン」の歌詞の和訳にその「夜」とは「面倒な事」が起こることを示唆していました。
「ハリケーン」のストーリーは恰も先日無罪判決が出た袴田さんの件にも似た司法の「でっち上げ」について。
それは「ハリケーン」の「面倒な事」への危惧とは少々意味が違いますが、私は他でもよく映画の台詞で聞いたその「面倒は御免だ」の台詞が耳に残っていてそれを息子に吐いていました。
単純に夜に活動をすれば(路上に屯すれば)「①ヘマをやらかす②ふっと成り行きでバカをやる③何かのトラブルに巻き込まれる」確率が高いということを端的に言っているワケですが、経験上、案外それは当たっていると断言します。詳細は割愛しますが。
昔から夜にはどんな「魔物が出る」かわからないというのが当たり前の思考。
「闇」というものの恐ろしさ。人の心の闇も重なって・・・
夜、可愛い子供たちをストリートに出すな・・・一理。
最近の私にとってもまさにそれ、夜間視認劣化と対向車の眩しいライトによって右左折が怖い。
面倒は御免と日没後はできるだけ「外に出ない」を心がけています。
「フロム ダスク ティル ドーン」 (日没から夜明けまで)などいうおバカ映画がありましたね。
「お父さん どうして神父を辞めたの?」の娘の問いに父が
「ある日自分がバカだと思ったから」と不思議で可笑しなフレーズがあったことが印象的でした。
扨、先日は石山寺の如意輪観音について記しましたがワケあって遠足ではそのあとに三井寺行脚が組まれていました。
何度もお邪魔してはいますが、その時は観音堂に入れるということで「まぁ いいか」。
観音堂の受付の方(僧侶の方でしょう)に「次の御開帳はいつになる」を問うと・・・「この間出ちゃったから30年近くあるよ」でした。
こちらにも秘仏の如意輪観音が鎮座しますがやはり33年サイクルのオープンセレモニー。
奥方とそれを聞いてやはり「死んでまぅ~」と口を開けつつ
ニッコリ。
画像④~⑦は観音堂のある高台の諸殿。
架け造りの様が分かります。琵琶湖が見渡せる作りですね。
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