朝の本堂の気温は14℃だったと。
1週間前に扇風機を本堂から引き上げたばかりでしたが朝本堂を見廻すと奥方が石油温風器を1台設置しその前で一休みの様。
それほどか・・・と呆気に取られていましたが午前も午後の法事の参加者はそのストーブの周辺に固まっていました。
午前の法事が終わって庫裏に戻ると、電気ストーブが出されていていよいよの冬の到来を感じた次第。
夕刻に奥方の付き合いで浜岡方面に行きましたが私は半袖OKでした。
先日はチェーンソーを持ち出して枝払いをしたことを記しましたがそれを片づけた後、奥方から「あの垂れ下がった枝木を何とかしろ」との指示。
地植えのブーゲンの徒長枝が垂れ下がっていました。
報恩講前には何とかするつもりでしたが、それじゃあ・・・ということで脚立を出して紐を掛けて裏側から引っ張り上げる作戦を実行。
奥方が足を引きづっての作業は先般届いた本願寺系の書店「法蔵館」が発行する来年のカレンダーの箱(強烈に重たい)に蹴躓いて転んだからですが、口では色々指示が飛んできます。
私がその裏側墓地に投げた紐を引いていると通路側に居た奥方は「ギャー」といった奇声をあげて脱兎のごとく門の外まで走って行きました。それまで足を引きづっていたのにも関わらず。
その奇声第一声のあとに走りながら連呼したのが「ハチハチハチ~」でした。
私には心当たりがありました。
脚立に上がった際に一匹のスズメバチが私の顔の前を往復していたからですが、私は「元気そうだなぁ」などと声掛けしていたからです。
その時はまさかこちらに巣があるなどとは思いもしませんでしたからね。
スズメバチの一斉攻撃は「攻撃された(と思った)時」ですから私の枝先での遭遇は無視のレベルだったよう。
ところが枝を紐を引かれてその根元付近の巣にいるスズメバチは巣が襲われたとばかりに一斉に飛び出して最寄りにいて加害者たる者と認識した奥方に向かったようです。
まだ本当の怒りのピークには達していなかったようで門から外の道路まで逃げた奥方までは追ってきませんでしたので被害はありませんでした。
私がいる墓地側は巣からはウラにあたりますのでその緊急事態にはどこ吹く風の躰でしたが。
それにしても11月に入って彼らが元気に活動しているとは・・・
植木屋泣かせというか、真夏の酷暑を避けてこれからの植栽剪定に力が入る頃に彼らの存在はとても厄介ですね。
チェーンソーで作業した場所とは5mほど離れていましたが、私はその木々の中に潜り込んでの仕事でしたからね。
まったくもって幸運でした。
沖縄ではこの時節前例のない大雨によって被害が広がっていましたが、毎度毎度色々と異常な天気の報が伝わります。
地球は絶対におかしくなっている。
奥方がこの巣を放置していて大丈夫かよ・・・と私に投げかけてきましたが、いくら何でもこれからの冷え込みに彼らは消え去る運命でしょう。巣はじきに空になる・・・と説得しました。
それにしても盛夏の頃に何も人的被害が無かったのは良かった。
蜂は放置しておくのが一番。
世に刺されるなどの人があるのは間違って巣を叩いたり踏んづけるなどして結果彼らが「敵」と認識してしまった時。
駆除などの積極対応は勿論、基本手出し無用です。
大金をかけて蜂の駆除を依頼することなどは意味ないのでは。
蜂の子狙いならまだしも。
本堂含め、庫裏には毎度スズメバチがやってきて巣を作っています。自然の事は放っておくしか。
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