先日の法要前のこと。
庫裏男子トイレ前に掲げる名号の軸が少し傾いていたため、修正を試みると、フックから外れ落ちました。
掛軸が頭の上に落ちてくること自体が「ムッと」する出来事。
尚、時間が迫って「イラっ」としつつ掛軸掛け用の竹竿を取りに行きましたがそれが梁の金物に付ける仕様でしたので壁フックには口が深すぎて掛けることはできませんでした。
それでは脚立をとそれを取りに行きかけた時、法要参加の年配者が登場。
「トイレを」ということでしたので「(女性用は)こちらです」と手でサラッと案内してその場を離れました。
脚立を持って戻ると男子トイレ前の床にあった軸が乱れていて「なんだこりゃあ」と思っているとその方は男子トイレに入っていることがわかりました。もしかするとその軸を踏みつけて入ったのかも・・・男子トイレに入るならどかして置いたものを・・・
しっかりした案内をしなかったことを悔やみましたが、気を取り直してそれを掛け直し、脚立を片づけてからトイレ前に戻ると、奥から「今の方は土足で出てきたよ」。
朝からショック3倍のダメージ。
庫裏の中は土足はダメ・・・と記さなくてはイケなかったのだ・・・と早速奥方は外側の扉にその旨記していました。
外トイレの完成が待ち遠しい。
扨、石山寺の大河ドラマ館の入口で忙しくしている担当者を一瞥して前方右の「大坂」と呼ばれる階段を進みました。
ご一緒したご門徒さんから「コレがきついんだ・・・」と膝の痛みについて。
山寺につきものの階段、堪忍ください。
どこもかしこも階段―大坂―だらけ。
それを登りきると、何かのイベントの撮影があって賑わっていました。
やはり大河ドラマのスポットとなれば各イベントが催されて賑やかになるのでしょうね。
④⑤は朗澄律師大徳遊鬼境なる池のある庭。
これは東大門の外側の道路沿いにあります。
鬼となって守護する・・・勇ましいことですが柔和にあってもその目的は達せられる・・・などと思ったものです。
まぁ人それぞれ「道」というものがありますからね。
夕刻は拙寺にとって数少なくなった「有徳なる人」の通夜式へお参り。当然の事ですが、長きに渡って法務にあたれば、この寂しきことの数多は避けられません。
生きていれば生きているほどに。
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