赤い布を纏った石仏たち(閉口) 六角堂

午前は約束の時間10時に3名の方々がお越しになり本堂にて談合。

これもキャリアハイでした、

今月4件目の墓じまいの件での来訪です。各遠方からお集まりになっていましたが、代表の方は九州在住でしたのでその話になるであろうことは覚悟していました。

 

もう止まりませんね、この流れは・・・。

暑い夏が終わって「動くにはちょうどイイ」といったところでしょう。まとまってきました。

私?・・・すべておまかせ、「OK  OK」で。

それに抗う術はナシ。

 

午後からはブラジルから来日している叔父夫婦が再び。

そろそろ80歳ということで僧籍を返上するための手続き書面を持参されました。

添付する準備書面と教務所提出の書面二通の「願事礼金」が何と金5万円。書面に記されたその額を見て唖然呆然。 

坊さんをヤメる(還俗)手続きに大層なおカネが必要になるとは知りませんでした。

 

書面が揃い次第、私が組長(掛川のお寺)に承認印をいただいて岡崎教務所に出向く事になります。

しかし疑問に思うのは、これまで(宗旨教義に沿っての活動)「ご苦労さん」ではなくて逆に礼金を納めるとは・・・いやはや。

数日中に名古屋空港―羽田―フランクフルト―サンパウロと乗り継いで帰宅するとのこと。

時間も要しますが、運賃もかなり嵩むでしょうに。

夫妻の娘の運転で当地までやってきましたが、彼女は名古屋の領事館の仕事。名古屋往復など平チャラと言っていましたがまったく忍耐強い。居眠りしないでね・・・と別れました。

その叔父の奥さんの旧姓は広島出の「能島」氏。

「村上海賊の血が流れている(吉祥寺の叔父の談)・・・」間違いない・・・

 

扨、六角堂

堂の脇には例のありがちな衣を着せられた石仏たちが並べられています。私はコレ、どうしても嫌悪感しかありません。

本来の石仏の雰囲気を壊しますし着眼すへきところを隠してしまいます。

後世の人為整列となりますが、直近の作も見えますが案外と古め(室町期)を惟うものも。

 

 

コメントをお書きください

コメント: 3
  • #1

    お祭り大好き (火曜日, 29 10月 2024 03:43)

    今井 崇記さんの10代の姿を思い出させていただき有難うございます。 宗派は異なりますが、今川氏親の菩提寺 増善寺の黒澤 慈典住職がブラジルにおける在住・布教時にお世話になったと話されていました。 本来は、お会いしたかったのが残念です。 僧籍返上後も引き続きブラジルで生活ですか? 外国に行ったことがないに等しく英語などが会話できないため、私は日本が一番住みやすいと思っています。 末永い幸せを願っています。

  • #2

    小山昭治 (火曜日, 29 10月 2024 09:09)

    高い金額ですね。いやはや驚きです。
    御礼で礼金をもらえると思うのが普通。
    小切手も10,000円以上する世の中。ばかばかしさにあきれるばかり。
    世も末です。ナンマンダブ、ナンマンダブ。

  • #3

    今井一光 (火曜日, 29 10月 2024 18:58)

    お祭りさん、小山さん ありがとうございます。
    叔父はブラジル生活半世紀、もはやそちらが主たる故郷となってしまったようです。
    また、僧籍返上の件、私はその還俗という結論に潔さを感じます。そして本山側に「慰労」という感覚がなかったことには違和感がありました。
    ちなみに住職というくくりになると継続年数によって慰労金が出るようです。