夕刻の庫裏の室温は28℃。やはり扇風機のスイッチをオンにしました。
太平洋上には新たに台風が発生したそうで依然空気は夏の様ですね。
あと少しで報恩講だというのに・・・
この時期周辺自治体の地区公民館クラスのくくりで集まった皆さんが拙寺の門を潜ります。
昨日は掛川の土井酒造周辺に住まわれる皆さん、20人以上の方々が本堂に。
この手の会の受け入れは史料館長谷川氏経由で承っていますが、各各よくこれだけの皆さんを集めらるものだと感心します。
皆さんのお帰りの際、「いつでもお気軽にどうぞ~暇にしている坊さん(私)を見つけたら声をかけて~」と。
お気軽お参り大歓迎ということで周辺地域からの皆さんを「どうぞ~」という感覚でお参りいただくというものですが、不思議なところといえば、地元牧之原市のその手のグループからあまり声がかからないところ。
先般は大沢地区の皆さんがご門徒さんの引率で来られましたがそれ以外の地区は今のところありません。
旧榛原地区の皆さんなどやはり相良という地にクールなのか、そういったツアーはありませんね。
今の私の感覚では牧之原市民の燃焼度が一段低いような・・・
扨、今年の拙寺のバス遠足は興福寺南円堂からのスタートだったわけですが、添乗員の私が心配したのはそこの駐車場にバスが駐車できるかできないかでした。
もしバスがとめられなかったら・・・イキナリ迷宮に入ります。
興福寺へのピンポイント拝観ならばその駐車場にバスを入れられさえすればあとのことはどうにでもなりますからね。
気がかりなのは南円堂の行列ですね。遅くなればなるほど行列は伸びそうであとに続く時間が押してくる可能性が。
一方通行の道をグルっと廻ってその駐車場へ。
ハラハラドキドキでしたが、さすが9時、まだまだ空きがあって一安心。修学旅行生の集団が見えなかったことは幸いでした。
バス用駐車場の料金所の方・・・作務衣のような着衣を付けてお寺の係員らしき様でしたが。
私は運転手の後ろでその「駐車できる」という事実に安堵してその係員との会話を傍観していると、その方は私の方に一声かけてきました。
それが「ナニジン」といった発音。
私は意味不明ですので「え?」と怪訝な顔をすると「だから、な何人?」と半ばキレぎみに聞いてきました。
ひっくり返りそうになって爆笑しながら「失礼過ぎる質問をされました~」と。
隣にいた奥方はじめ車中大爆笑になりましたがその当人はバツが悪かったかそそくさとその場を立ち去りました。
ちなみにバス正面には拙寺の名が掲げられていました。
運転手さんがその事情を解説してくれましたが、海外から来訪される人たちの人種・国名のデータを取っているとのことです。
それならそれで声掛けの仕方には注文したいところ。
「ナニジン?」なる質問を受けることなど私も初めての事ですが、その質問はあまりにも不躾、唐突、失礼千万です。
インバウンドの大挙に辟易している様はわかりますがそれではあまりにも情けない。
中学校の英語でいいので「興福寺にようこそ どちらからお越しですか?」を笑顔でできないものか。
この国を代表する奈良観光トップレベルのお寺の歓迎の詞、それが今度の奈良・京都ツアーのスタートでした。
①②バス駐車場料金所とバス停車エリアの間に国宝館。
④⑤⑥バスを降りて正面が中金堂。
左には改装中、覆いのかかった五重塔が。
五重塔を背にして少々、③⑥南円堂にあたります。
こちらの駐車場に入れるかどうか、それにかかっている興福寺。結構コンパクトです。
平地にあるところ、階段嫌いの人にはイイ。
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