「破局案件」

朝から雨の昨日、半ば強制的に神奈川県東部の義母の元へ。

降雨予報が少しでもあればまず遠乗りはしないというのが私の性分ですが、奥方から「何とかしてくれ」とのことで、尻を叩かれました。

半年ほど前に購入したテレビが映らなくなりそのうえ、寝室のテレビ迄故障したとのことでした。

神奈川県内の仕事の際にそこを根城としている息子に聞けば「相手にするな」と言っていましたが、奥方に「改善せよ」の指令を受ければ拒むわけにもいかず、一つ条件を告げてGOしました。

到着後1時間程度ですべてが改善したら・・・上野の東博へ・・・ということで。埴輪と運慶(北円堂)に逢うためにでした。

 

私の見立てでは祖母がリモコンの突拍子もないボタンを押しての迷宮ドハマリの様を予想していましたが案の定テレビ2台ともまさにそれでした。

齢をかさねると機械の自分の意に反する動きに「壊れちゃった」というのは父の件で承知しています。

きっと私もそうなるのでしょうね。

 

一応勝ち誇りながら「さぁ上野へ」と主張するも掌を返すが如く却下されました。

そもそも上野行きについて承諾していないとのことでしたが、私の方もそこからさらに都内の混雑の現場に向かうこと、気持ちが失せていました。

よって天気の具合も悪そうでしたので14時前に帰路につきました。

まぁ明るいうちに帰宅できたことは有難いことです。往復路、土砂降りの時間帯がありましたので。

 

勿論、そちらに向かうついでに小田原の祖母の系が眠る菩提寺にご挨拶に。久しぶりのことでした。

そしてそのまたついでに祖母の出た今はなき「みのや吉兵衛商店」の廃業の代の一つ前に嫁入りした方の実家となる「美の政(みのまさ)」で何か購入しようと思いそちらへ向かいました。

するとその店も無くなっていて今はネイルサロンと化していました。

案内所に伺うと「1年ほど前に」とのことでした。2階には同経営の喫茶店があり、母とも行った記憶があります。

何から何まで私どもの思う古き良き小田原の面影は消えてしまったよう。

 

①は母方祖母の系の菩提寺本堂。

戸は毎度ピシっと閉まっていて焼香もできず。

法要以外でこちらの本尊にお目にかかったことはありません。その法要があったのも私の大学生の頃でした。

 

②は以前「美の政(みのまさ)」店舗の地。もっと以前(昭和初期)は昔の箱根登山ビルの敷地の場所に料亭としてあったよう。

この小路の突き当りを左に進めば鈴がたくさんフラ下がっている北条氏政と氏照の墓所になります。

 

③の古びたビルにはひと昔前に「〇I〇I」がありました。

うっすらとかつての名称が見えますがそういった「遺構」が見られるのもいまのうちか。

 

④は伊勢屋の豆大福。

「味が落ちた」と妹が言いますが、それは添加物が入ったからでしょう。1日経っても硬くならないので。

店としては日持ちの良さが肝心なのでしょう。

硬くなったそれを焼いてふーふー言いながら食すのが絶妙でした。勿論5つばかり購入しました。

 

 

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コメント: 2
  • #1

    お祭り大好き (木曜日, 24 10月 2024 19:19)

    田沼意次の書籍が2024/9に発行されたことを知りましたので記します。
    「またうど」 作者:村木嵐ラン 1967年生まれ
    幻冬舎発行
    読んでいませんが、内容は好意的な模様です

  • #2

    今井一光 (木曜日, 24 10月 2024 20:02)

    ありがとうございます。
    そういった書籍がたくさん出て、比較され、各手に取られる機会が増えることは
    良き事ですね。
    これから来年にかけて色々な書籍やらビジュアルに特化した書物が出回ってくるでしょうね。期待します。