鎌倉中期の弥勒石仏坐像 西大門跡 旧妙楽寺参道

年配者をターゲットにした闇バイト流行りの世、それをやらかす人間の短慮と怒りが増すばかり、この世はまさに闇夜です。

昨日の横浜青葉の事件・・・

昔、「男らしい」という言葉がありましたが、今はそれを使うと叱られます。その男らしさとは「弱き者を踏ん掴まえててブン殴って金を奪う」などは真逆の性質。

「弱気をたすけ強気を挫く」(目前の利は得ず)は基本男の子のあるべき姿でした。

そういった語彙にケチをつけることがイケなかったのか・・・

まったくもって暗い・・・

 

そしてあぶく銭をゲットできる楽で甘い仕事などは絶対にありません。

「バカなの?」の女墓場の声が聞こえてきます(彼女の常套句)。逃げ切れるワケがないのに。

強盗殺人・・・警察は血眼で追いかけますね。数日中に結論が出るでしょう。

 

昨日は庫裏の、依然続く夏状態について記しましたが就寝時においても盛夏の候ほどではありませんがまだまだ秋冬のイメージは湧いてきません。

しかしながら今年の冬は毎年脱落者を出している熱帯性植物たちを守ってやりたい思いから棚を二つ用意しました。

それらに既成の温室用ビニールまたは梱包用フィルムで覆って小空間を区切り保温効果を高めようという算段です。

発芽させたマンゴーと挿木パイナップルを何とか越年させたいのですが、かつてそのチャレンジは失敗に終わっています。

特に彼らはハイビスカスやブーゲン以上に耐寒性がないようで

今回は植物用の保温器具を導入しようかとも検討しています。

棚の一つは無理やり収めていた物を整理して浮かせたスチール製の既製品ですがあと一つは今有る物を適当に日曜大工して仕上げた木製品。

あと冬場の日照不足への解消のために植物用の照明も・・・

自分も人も動物も植物も「生かす」「生かされる」ことは難しい。

それぞれの性質と適応しやすい環境というものがあるからです。

 

扨、昨日記した妙楽寺(談山神社)の結界、西大門の石垣の山側に石仏たち、そして仏の由緒を示す掲示板があります。

 

こちらの石仏への川勝政太郎氏の評価があります。

面白いことにそちらの記述では作者について不詳とのことでしたが桜井市教育委員会の看板にはしっかりと作者の名が記されていました。

 

「談山神社 弥勒石仏

複弁反花座とその上の複弁蓮座、光背形から厚肉彫する石仏のすべてを一石で構成している。右手をあげて与願印、左手を伏せて膝の上にのべる降魔印とみられるので、伝承のように弥勒像としてよい。

衣文の表現も、顔の作りもおおらかで鎌倉時代中期の様式をよく示している。像の両脇の光背面に各一行の刻字があり

『文永三年(1266)八月八日奉造立、大勧進正延 大工藤井□□』と読まれる。石大工の名が読めないが、大和の石大工に藤井を称する一派のあったことは確かである。しかし詳しいことはまだわかっていない」。

尚川勝氏の日本石造美術辞典は昭和53年に発行されています。