いいね 十三重塔はやはりウリ 談山神社

雨は夕刻前にはあがりましたが殆ど一日中の感、まるで梅雨のよう。

昼過ぎからは県の観光協会の皆さんが来られていましたが対応は長谷川氏に全おまかせ。

私は庫裏にて大谷祖廟へのお参り用の事前資料の作成をしていました。

その後は本堂正面引き戸の不具合の修正にかかりましたが、思わぬ気温上昇と高湿度にかなりイラついていました。

 

法務以外の時間を境内の建屋や植栽のメンテに充てるのは私の役目ですが、それについてつくづくと思うようになりました。

その何となく一日すごせるおかげさまを。

その気概とある意味自己満足がいつまで続くかは分かりませんが、この仕事だけはリタイアがない、エンドレスだということをも思います。没頭する趣味など今更見出すことなどできませんね。

時間を見つけて奈良辺りをほっつき歩くには絶妙の季節になりますが、私にはその程度。

そして境内での雑務が多すぎてなかなかそのタイミングが掴めません。

 

今年は山野にクマの好む果実の成りが極めて少ないようで彼らが人里に下りる頻度が高くなるかもしれない・・・と。

彼らの冬眠期をそれを信じて山歩きすることがありますが、今年~来年はかなりヤバイような気がしますね。

そもそも温暖化で冬眠をしない個体の存在も耳にしていますので。

もしかして腹を空かせてやはりイラついた熊どもと同じフィールドに私があることなど・・・想像するだけで恐ろしい。

 

午前はずっと雨でしたがあるご門徒さんと石屋さんが。

そこで話題になったのが「全身麻酔」か「局所麻酔」の件。

幸いにして私は前者の経験はありませんが、お二方とも両方の経験が。

そのお二人のうち一人は膝軟骨×2、もう一方は股関節手術での全身麻酔、そして次回はもう片方の施術の予定について。

やっちゃえば快方に向かうことはわかっていてもその全身麻酔だけは辛いとのことでした。意識があるのかしらねぇ・・・

もっとも手術をしなければ歩行困難で寝たきりになると医師より脅されている(股関節の方)のでなんとかあと10年を快適に過ごせること、楽しくすごせれば・・・とのことでした。ちなみにその方は74歳です。

 

私のその話題参加は頸椎の件。手術についてその全身麻酔と術そのものに怖ろしさを感じて病院から「敵前逃亡」した旨をお話しました。

人生「逃げること」も一考。岐路遭遇の選択肢として。

 

先日取っ捕まった強盗傷害の若者は「闇バイト」の招集に応じてなるべくしてそうなったのでしたが、発案招集したボスは「逃げるな!!」なる言葉を発したといいますね。

私どもはある目標に向かって準備した共同作戦から「逃げる」ことは他に迷惑をかけますし卑怯なことと教わっています。よってその語は叱咤激励のイメージ。

 

しかしそのシチュエーションは年寄をブン殴って縛ってカネを奪う酷悪犯罪です。

道理もヘチマまありはしませんからね。

そういう場合はさっさと「逃げて」警察へGO!!するというのが常道で正解。

ちょっとの失策(闇バイトに引っかかった)をしてしまったけれども真っ当な人生を再び歩むのか強盗傷害の罪状をもってすべてを晒されて収監、大いな人生の時間の浪費をするのか・・・

0-100で結論出ています。闇バイト主幹者の「殺すぞ」などの脅しには「やってみやがれ」の啖呵を。

そもそも真っ当な「逃げるな、投げるな」の言葉をこれまで聞こうとしなかったクセに何故にしてその手の輩の「逃げるな」に合点するのでしょうねぇ~。わからない。

 

扨、談山神社やはり絵になるのは十三重塔。

廃仏毀釈でも生き残ったのは・・・壊すには惜しいから・・・それに尽きるでしょう。