ルッキズム 今ではNG表現 記す人の年代は

「一億特攻への道~隊員4000人 生と死の記録~」を視聴しました。ここにも集団心理の恐ろしさを痛感しました。

あの時「特攻、GOGOGOGO!!」の風潮が社会にあったのでした。

軍部や政治の責任とついつい思いがちな「特攻」ですが国民全体がそれを受けての大絶賛と大いなる後押しがありました。

メディア(新聞・ラジオ)の方向も~軍部からの強い指示~社会全体のその「(華々しく)命を捨てて・・・」の大盛り上がりの雰囲気が蔓延していたのですね。

 

新聞紙上には「勇猛果敢」に「美しき~」・・・・「荒鷲」やら「軍神」等のキラキラした語が亡き人の名の冠に装飾されてました。「敵艦船撃沈」などの戦果も紙面に踊っていましたが実際は鈍重な「練習機」に搭乗して任務を遂行した者たちの数の多き事。

殆どが撃ち落されてしまった「犬死」なのでしょうが。

いやその「成果」については問題ではありません。

死していった者たちには失礼でその語彙を記すことは憚られるところでしょうが、それがあの特攻というものの紛れもない事実です。

先日も道具理論について触れましたが国全体が人間を、国民を取り換え可能の道具として見ていたのでした。

 

「一億総特攻」というキャンペーンを掲げてその高揚した雰囲気でもってその特攻を発案した連中の批判・反論を封じ込めようと画策。

もしかしてそれがスバラシイ作戦「特攻」がこの劣悪な戦局を挽回できると信じ「一撃講和」 (致命的な打撃をひとまず米軍に与えて戦意を喪失させ有利な条件を引き出しながら手打ち~講和~にする)なる意図での無茶で非人道の戦法を続けていたのなら余りにも浅はか。一旦やり出したら止まらない、止められないというアレですね。責任を取ることが怖いから・・・

 

最後の最後まで若者たちを死地に追い込んでしまった軍とそれを謳歌した国民全体が反省すべき悲劇として感じました。

 

扨、本日も昨日に続いて小谷城の涼しげ画像を。

古い図ですから、現状どうなっているのかなどわかりませんが・・・。

そこに立てられた看板⑤について一考。

その意図は大いにわかります。

それは「堅いこと」になりますのでちょいと「おもろいことでも」とお茶目に記したのでしょうが「美人~美しき人~が見ている」の表現には違和感。

 

つっこみどころとしては「非美人」の方が見ていたとしたらゴミを捨ててもいいのか・・・となりますが、そもそもそのカテゴリーはヒジョーに難しい・・・正義、善悪の判断よりも・・・でしょうね。

下手をすれば永遠に・・・判定不能。それもまた個々の感覚ですし。

まぁ「美しき女性」と言いたいのでしょうが。

 

まぁこの「美人」の語を面白おかしく使用するその御年頃としては大体予測がつきます。

大昔に放映されていたダイハツのCM「サイパンじゃ美人~」を思いだしますが~アレは二重に差別的を思うものでした~まずジジィの発想とその言葉でしょう。

 

その語の評価としては現状NGでそれは、いわゆる今言う「ルッキズム」というヤツです。

たくさんの人間の個の評価、差別というものの一つですが他者を外見を以って見る、評するというもの。

見た目第一印象で何かの可否を断ずることです。

 

ついついご当人に向かって「キレイにしてますね・・・」などと軽口を叩いてしまう私もそのジジイの一員でしょうが、この世界に生かされている者としては慎まなくてはならない類の語になりました。

 

女性への評価というものが、たとえ個人的に、あったとして、やはりその目盛りは「人間そのもの」であるべきです。男性もそれは同じでしょう。

よって「いい人」「良き人」の語が重宝なのかも。

そういえば「良き人」といえば御開祖の言う法然さんのことでした。

 

あの「ギインヤメた」のエッフェル塔詐欺師のオバさんが「議員なんかしているより弁護士の方が儲かる」などと嘯いていましたがそれはあまりにも「クズな人」を思います。

検察は在宅起訴の「美しき」手じまい。酷いおはなしですね。

議員として400万円也を国から掠め取って在宅起訴だとか。

 

方や海岸でハマグリ2個で「密漁」(最悪100万円の罰金)の件(先般記しました)どうみてもフェアではありませんね。

上級国民と平民とは最近の語ですがその差・・・これも歴とした「差別」です。

 

そして議員どもがこれ以上の優遇と強権を求めるものが「憲法改正」です。

この件、よく思量しておかないと・・・今の刑法で詐欺罪として明記されているハズなのにあのザマなのですからね。

あれ(憲法)を触ってしまうと、なし崩し的に国民の権利は劣化、酷い目に遭うことは目に見えています。

もっともっと上級と平民の優位不利が顕著になることでしょう。

時として詐欺的(フェイク)な方策をもって集団心理を煽りますからね、タチが悪い。

 

続けてテレビ小僧は終戦の2カ月前にあった天皇含めた「終戦工作」についての番組を視聴。

しかし何故にしてそういった番組をEテレの遅い時間帯(23時)に

追いやられたが如く放映されるのだろう・・・単純なギモン。

出来るだけ「人々の目に触れさすな」の意図があったりして。

 

2カ月早く戦争を終わらすことができていたら・・・のタラレバ。

そうあったらどれだけの命が救われたのでしょう。

「(戦争を)やりたい」連中がそのグズ・モタの壁になったことは言うまでもないことです。

そして「ポツダム宣言はアメリカの原爆投下のアリバイだったかも」という説も恐ろしい・・・人殺しの理由づけの講釈だった・・・

 

果たしてそういった事々への反省が今もあるのでしょうかね。

政治屋も私たちも・・・「人」が一番恐ろしい。