施主の配慮です。
先般は猛暑のために法事そのものが順延されたことを記しましたが、昨日の法要は墓参りが中止になりました。
山の上のお墓で足元が悪いということもありますが、施主家として参拝縁者をそこまで連れて参ることは遠慮したいというものでした。念のため「私は平チャラですよ・・・」と。
一昨日の法要では墓参の際、私は「お日さまは友達」と言ってお断りはしましたが私に日傘を差し出してくれるというご厚意を受けました。
雨の日にもそれを頭上にで雨を避けようとしてくれる方がいらっしゃいますが、~私は余程の降り以外は濡れることは無視しています~、本当にその気持ちは有難く嬉しいものです。
日傘はきっと暑苦しく黒衣を着た黒坊主に「気の毒」を感じられたのでしょう。
恐縮なこと私はそれに価するような者ではないのですがね。
できることなら皆さん参列者全員に私の方で日傘を差し出さなくてはならないはず・・・
扨、南禅寺前のお寺、真乗院について記しましたが京都の寺町をブラつけば色々な出逢いが待ち受けています。
かつて阿弥陀寺に赴いたときに立ち寄った寺に西園寺がありました(場所はこちら)。
古い画像ですが、歴史的遺物ですから私の思う古い新しい・・・などは誤差どころが何も変わっていないというレベルか。
西園寺・・・といえば耳に親しいその名といえば西園寺公望でしょう。高校の教科書で登場しました。
その名と同じ寺ということであの時は興味本位だけで参拝。
やはりその関係は大アリでした。
まぁ家柄としては西園寺家と伊藤博文の系では破格の違いがあるワケで「明治維新て、一体・・・」などと溜息が出るところ。
しかし寺の名前と今の苗字が同じというのも悪くないですね。
私なら「大澤寺」? いや私はその前身の「本楽寺」が好み。
姓が「本楽寺」・・・悪くない。
境内には法然さんの像ほか各それを奉る標を散見。
浄土宗のお寺でした。
藤原家から派生した西園寺家、昨日は大正琴の演奏会の件記しましたが、西園寺家のパートとしては琵琶のご担当だったとのこと。ただし公望は琵琶嫌い。政治に野心を抱いたのでしょうね。
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