地表にはいられない? 生き物スゴイ 上へ上へ

午前中は法要。

お内陣の空気は「タダでサウナ風呂 アリガトウ・・・」の感じ。

きっと健康にイイはず・・・と思い、声をふり絞りますが。

西からの風は少々ありましたが、堂内の空気を清浄新鮮に回転できるものではありませんね。本堂は東に開口していますので。

またクマゼミシャワーの件、例年9時30分には朝の大合唱は一旦やんで静寂を取り戻すものですが最近はそれが1時間ほど延長されるようになったよう。

ここぞとばかりの大音声、少しでも・・・と、この盛夏を謳歌しているようです。

 

彼らは木々の上でお気楽にしていられるとは限りません。

地表の温度が絶えられず、涼を求めての行動か、それとも「食」の願望なのかわかりませんが、画像の物体が本堂前のメタセコイアに登攀開始。

私がちょくちょく遊ばせていただいている木ですが彼が上で待ち構え、下にいる人間どもの動きを鳥瞰していると思うと嫌な感じ。また手を掛けた枝にそれがいればズルっという具合に握り損ねそう。

 

それにしても驚かされるのは垂直の物体にあの棒の如く細長い体で登ること。その技を拝見しました。

体を恰も梯子の如くカギ型に変形して登るというもの②。

縦方向に樹皮が成長する木には体を横に接着して抵抗面を増やそうという作戦ですね。ストレスなく上へ上への姿は「なかなか ヤルじゃん」と感心しきり。スゴイ技です。

先日もコレより小さめの個体が出現、藪の中に消えましたが、結構にあ奴ら、境内に生息しています。

 

昨日はオリンピック代表を降ろされた女子体操選手の例を出し人間の「道具理論」についてその代替要員の存在と「私の死」の示唆について記しました。

彼女は当然に「道具」として機能していたわけですが、今回はそのチームに交換要員は用意されていたものの、その事案での交代は却下されたとのこと。

要は他の選手やらスタッフ、それらの成果を期待していた国民庶民に対して多大な困惑を惹起させてしまったのでした。

 

「タバコや飲酒くらいで 何が悪い」といった彼女を養護したい旨の意見もあれば「とんでもない」の不出場肯定派の声までいろいろありましたが一番に首を傾げたのは、養護の意見のうち、あのレベルにあるスポーツ選手(アスリートというそうです)はストレス、重圧との闘いでもあるのだから・・・というものです。

それは強烈なるストレスの捌け口として(禁止されている)喫煙と飲酒もやむを得ない・・・という主張。

 

それは甚だしい間違いかと思います。きまりごとの反則行為は別にしてそもそも飲酒と喫煙がそういったストレスというものから解放される一手になるものでしょうかねぇ。

19歳の未成年でそれらにそういった効果があるというのであればむしろその効果を期待しての常習性を推測、それに驚きます。また、そうであるならば医学的に証明していただければ有難いものです。

 

また一つ。

「ストレスがあったから仕方ない・・・」とはいってもその件メダル争いをするような選手たちに限ったことではありませんよ。

サラリーマンも学生もフツーの人達も坊さんも神主も、時に超絶ストレスに見舞われることだってありますから。

 

先般も記しましたが、やはり「お寺の子」の息子の友人も、神主になりたてのある方の息子もそのストレスで自死に至りましたからね。

強いストレスは「酒とたばこと女」に逃避する?

冗談じゃあない、甘い甘い・・・ただの増長思い上がりの部類でしょう。ストレスは最悪「自らの死」をもっての逃避を思考するものなのですから。

 

まぁアスリートの皆さんの「ハメを外すこと」がストレスからの逃避だったとして、結果ある意味その圧力からは開放されたワケで。

真に自身体調の事を考えてあげるのなら今回の結果はそれでよかったのかも知れません。

ストレスを理由とするならば死に至る前にヤメること。

それ肝要かと。