一昨晩の横殴りの雨(雷鳴付き)には本堂と雨漏りの常習箇所見回りチェックに向ったほど。
翌日は何事もなかったように静かな朝を迎えました。
私は本堂で法要、息子は葬儀式と法務の分担。
彼は朝7時には庫裏を出ていました。
私どもは以前の寝坊して遅刻ギリギリで校門を潜っていた姿が頭にありますので信じられない、奇跡でも起こったような衝撃を感じます。
それにしても早すぎやしないかとも思いますが、余裕を以て事に当たる・・・など良き心構えで感心。
「遅刻寸前」といえば役場職員の自家用車運行のマナーたるや「最低」だといいます。朝のその時間は「とまれ」を無視したり交通違反の連続「危なっかしくて仕方ない・・・」とのこと。
榛原系の通勤は150号線を嫌うため原超え平田寺コースを使うためそのコース上に住まう人たちはその辺りの件、承知しているとのこと。
私どもの住まう場所は役場が近くともその逆側ですから「それ」を感じた事はありませんでした。
もっともその時間帯に車でうろつくことはまずないですからね。
まずは役場のお偉いさん方に忠告すべきですね。
それでもダメなら警察のご指導。しかしその時間は取り締まらないのでしょう。嫌な世の中。
普段は一般市民をバシバシ取り締まるクセに。
扨、当家に関わりのあった成瀬大域の書があります。
漢方医から蘭方医となった新宮凉庭(鬼國)の「医」の心得を記したもので、江戸期の医師ではあるものの現在にも通じるところがありました。またその頃の医者という者の気概を感じます。
書としては「以(って)」の韻を15回、要は4文字熟語的語彙の連続で面白味のあるものです。成瀬はその「心得」になるほど・・・を思ったからこそそれを記したのでしょう。
その「以って」の次の語を深く読み込めばだいたいのところは了解できますが、最後の「富人以方」の「方」については叔父と
解釈が分かれました。
私は江戸期の医師-小島蕉園の如く貧者からおカネを取らない「善なる医」というものを連想しますので金持ちは「放」、いわゆる片手間に置いておけ・・・の感じ。
お金持ちは自身で対応できる・・・というところ。
叔父はその「方」の件「処方」の意が近いと。
医師だけにそれは当然にありうるところですがその「処方」に関しては5つ目に登場していますからね。
こういった文言並べで同じ字、意を同居させることはあまりないでしょうから私は「放」と考えたのですが。
そうであった方が江戸時代ならではの医師のあり方らしくて嬉しく思います。
またその直前の「貧人以恵」に対しての語としても・・・
切脈以静 望色以明 聴問以詳 繹因以遠 處方以簡
製薬以潔 行術以捷 飯食以節 説諭以和 容貌以荘
婦女以禮 貴人以恭 愚人以訓 貧人以恵 富人以方
右新宮鬼國先生語為醫十五則 賜硯堂温 書
③画像。
昨日は健康のための医と食を旗印に業績を伸ばしてきた小林製薬の暗部露呈のニュースの件について触れました。
こちらの軸には「製薬以潔」「行術以捷」とありました。
彼の社は「不潔」と「遅滞」(捷とは逆)でしたね。
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