夜間には大雨になるとの予報がありました。
それ以降「梅雨入り」の気配がありましたので、午前中にセメント打設作業を2か所ほど。
庫裏の中が暑すぎるせいか、外仕事は案外ラクなものでした。
途中砂が不足して購入に走ることになりましたが。
扨、先日は七曜紋の瓦についてのあれこれを記したのでしたがこのほどその七曜紋についての別のその存在について「まだあった~」と「ハッ」と気づいたものがありました。
日々そちらの襖を開け閉めしていますが、その襖の金物がそれです。
その件はずっと頭の中にあって、一応承知していたものですがあまりにも日常に埋没していたためどうしてやろうかなどという気は起こりませんでした。
金具もしっかりと襖に装着されていますからね。
私が生まれる以前からその金具が付いた襖はあって、何度も何度も私含め、人の手に触れられているのでしょうが、何故か現存する物は表面左右2枚のみ。表面とは旧玄関八畳間のことです。
元は4枚襖のすべてその取っ手金具装着されていて、襖の張替え等の際などに故意か錯誤か「消えた」説が。
代々当家の者のたれかが処分したのか、はたまた戦時中に陸軍により庫裏の本堂側と本堂が接収されていたこともあって、父も「何だかわからない」と言っていました。
ハナから2枚という説もありますがね。
また何故にしてそれが当家に伝わっているのか。
お城の廃却のドサクサで持ち込まれたのでしょうが・・・
それが普段使いの日用品として延々と使用され続けられていたのですからね。
どう見てもその出自はお城の殿中と推察するところですがその大切な遺すべき品という感覚はまったくナシでした。
まぁ当初はその手のものを「相良に遺すな」というのがお達しでしたから、さりげなく、何となく庫裏の取っ手と替えたということ、考えられます。
何故か先日、その存在にあらためて「ハッ」と気づいた私は、市販のそれを新たに買い求めて交換、その日用品扱いを今回中止させたのでした。
以前は金箔で仕上げられていたことがわかりますが今は摩耗が激しく地肌が見えています。爪が何度も当たって削られたようでもあります。
御門徒様の年配者の方でその存在をご存知の方がいます。
それを「金製の引き戸」と仰っていました。
「違います」と返してもまったく取り合ってくれませんでしたが。
中央に大き目の七曜紋、上下左右、合わせて5か所にそれが。
盂蘭盆会法要の際に皆さんに披露したいと思います。
他所のその存在、そしてその形状の比較をしてみたいものです。
いずれかの課題ですね。
縦110mm×横95mm 背面凸部 縦53mm×横42mm。
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