仁王門 大日如来の梵字の池 鎧坂から金堂へ 室生寺

朝一は墓前あげ経ののち作業スタイルに着替えて静波墓園へ。

好天につき連休明けの初仕事でした。

未回収の伐採材がまだ残っていますが墓域三面あるうちの二面(南と西)はバッチリやっつけました。

東面は2年前にそちらだけ手掛けていますので今回はそれをどうしようか迷っています。

というのもそちらの面は隣接する民家の畑の境界ですのでスカスカに伐ったとしたらそちらが丸見えになってしまいます。

まぁ気にすることはないといえばないのですが、それに手を入れればさらに1~2日余計に時間がかかるでしょうね。

のんびりこつこつでいいのですがね。

昨日の処理費は1120円でした。

 

扨、先日記した室生寺仁王門を潜れば左手に池がありましたが(その時の画像⑥⑦) 、梵字の名の記された掲示がありました。

「バン」の文字ですがそれは真言系では広く崇拝の対象となる大日如来のことですね。

池そのもののカタチがその文字であるとのこと。

もと弁財天の社があったそうでちなみに水天も同じ梵字。

このバンの文字=大日如来というのが通常ですが・・・。

 

その池を左手にして進めば目前には鎧坂なる階段が。

鎧の草摺のイメージから鎧坂という名になったそう。

歩を進めれば金堂の屋根から段々と全景が。

 

こちらが平安初期の建立となる金堂で勿論国宝指定になります。

江戸時代に手が加えられて杮葺きの屋根を追加で張り出させて(縋る破風-「すがる破風」)外陣を作り段を下げ柱を伸ばして懸造りにしています。それに伴って廻り縁もめぐらしています。

 

②梵字は当真宗系にはまったく縁がありませんのでどうでもいいことではありますが、古い墓にはこの梵字がつきもの。

参考までに。

真言系は前述したように大日如来が宇宙の中心という発想ですので、我らがトップの阿弥陀さんは出てくるには出てきますがウェイトが低いようで。

ただし大日如来の像は曼荼羅としてはお目に掛かることが多く仏像としてはそうではありませんね。