先日の法要の参加者で私と同年代の男性が、転んで顔を強打して前歯を2本折ってしまい散々の思いをしたとのこと。
その奥さんは「どうして手で防げなかったのか…」と強く指摘していましたが、タイミング次第では上手くその防御姿勢(受身)など取れるはずもなく。
私も先日、本堂裏で真っ平らの石の上、~自然石ですから多少の高低はありますが・・・そこで躓いて転びました。勿論スニーカーを履いていました。
一段低くなった土の上にダイブしたようなカタチになりましたが真っ先に右腕が出てただ擦りむいた程度で済みました。
近くにいたお参りの方たちの方が驚いていたくらいです。
ちょっぴり恥ずかしかったですが。
私は常々阿弥陀仏、念仏世界に傾倒した良寛さん(曹洞宗)の
「災難に逢う時節には 災難に逢うがよく候
死ぬ時節には死ぬがよく候
これはこれ災難をのがるる 妙法にて候」
ではありませんが、①高い場所にいれば落ちる、②跳ねれば転ぶ、そして③ただ歩けば躓く・・・ものと頭にいれてはいるもののその最後の③は、ふつうは「年のせい」と承認してしまいます。
それは筋力が落ちているからに相違ありません。
要は躓く理由としてふくらはぎの筋肉が落ちて踵があがっていないということですね。
普段転ばない場所で転んだら・・・筋力低下を疑え・・・でしょうか。
扨、宇陀の山中、一応は街道筋(吉野室生寺針線)とはいえましょうが室生寺より南下、殆ど「山でしょ」と思わせる室生川の支流胎の川と名称が変わってしばらく「猫ケ城跡」の関標が目に入りました⑤画像(場所はこちら)。
通常は城址を顕彰する掲示板があるものですが、あるのはこの石標のみでまさに半信半疑。
聞いたことも無いそして、興味のある名であるとして勝手に感動しました。
ということで奥方を助手席に残し「ちょっとね・・・」とその指す道にとりつきました。
こういう場所を平チャラで進むものですからダニにやられるのですが。
谷筋に小さな小川が流れていてそれに沿って上がると削平された台地に突き当たりました。途中石垣の崩れたと見受けられる箇所があったり、段丘上になってその石垣が目に付いたり・・・
そしてどうやら他人様の家の裏手に出てしまったよう。
さらにその先に段丘がありましたが、これ以上進むと通報レベルになりますので断念。
「何のこっちゃあねぇ、来るんじゃなかった・・・」などとぶつくさ独り言をいいながら降りているとその小川を超えるときに大いに躓きました。
両手がしっかり出てケガはなかったのですが、首に掛けていたNIKONが岩に激突。①の如く変形しフィルター部分が不動となりました。
私はあのカメラを守るために何度も痛い目にあっていますが、急坂山道はスマホで十分でした。
尚、カメラは以降何事もなかったように使用できていますが奥方に「新しいのを・・」と試しに振ってみると即却下。
大ヘマをやらかしたのでしたがこれで済んで良かったと思いましょう。
「猫ケ城」についていつもの城郭大系をめくってみましたがその名は無し。ネット上どちらにも見当たりませんでした。
宇陀市にはかなりの数の城址が伝わっていますので、何らかの城砦であったことは大いに推測できますが、城郭には城の各曲輪たちとともに家臣団屋敷を「根古屋」 (こちらほか多数-サイトマップにて検索を)と呼ぶことがありますがその辺りから「根古がネコ」に化けたのかも知れません。
ぱっと見ただの「山」、こじつければ曲輪・・・、確証なし。
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