清水山城 東屋敷 越中殿 

真冬と変わらぬ気温と相変わらず風が吹く一日。

それほど酷い風ではありませんでしたが外仕事水洗いの手は冷たさに悲鳴をあげていました。

 

水仕事とは骨壺を洗ったからです。 

49日法要の際、各家納骨の際に骨壺を空にして寺に置いて行かれますが、先般は過去に骨壺ごと納めていたそれを空けていました。

古いそれはまず、湿気と結露のため水が溜まり骨壺の底に遺骨が張り付いてしまいます。

その骨壺の処分の件ですが施主はまずどうしていいかわからない。持ち帰っていただければ有難いのですが処理方法がわからないと見て、私は「お寺で処分しますよ」と助け船をだします。

 

基本的にキレイなものならば葬祭社に引き取ってもらうことができますが長い間お墓に入っていたものをそちらにお願いすることは気の毒ですからね。

何より骨壺内部は遺骨が固着し、外側はカビだらけ。

よって大まかに境内一處墓裏で水洗いしレ形状がわからないよう粉砕(担当は奥方)してから市の陶器処分回収の日に出しています。

尚、そのままのカタチで処理場に持ち込んだ場合かつて「それはダメ、お寺に持って行って・・・」と受け入れを拒絶されていました。

ただし現在は私の顔は知れ渡っているでしょうから、処理場にそれを直接持ち込むことはしません。みなさん嫌がります。

 

扨、清水山城。

昨日の地蔵山の先が東屋敷。

「越中殿」といわれる場所ですが、屋敷群があったとみられ全体削平された広大な地(野原)で各所に土塁が廻らされています。

屋敷間の結界程度の土塁と思われます。