洞樹院の古仏 ミニ五重塔のどっしり感

異例の温かさだったことは承知していますがイキナリ昨日の気温低下には降参です。

史蹟調査会の会合が終わって、若手の二人を仙台河岸の石垣までお連れした時、「なんだこりゃぁ」の冷えを体感。

 

「寒い」と言いながら帰宅、庫裏に入って温度計に目をやると一週間ほど前の気温と同じで「どおってことはない」ような数字でした。

それを寒いと感じるのは、一瞬とあってもあの(2日ほど前)心地よい暖かさを感じたからに相違ありませんね。

 

人は厳しい環境から脱出しその微温湯に一旦浸かると元の環境には戻れないもの。過去と今の差というものを身に染みて感じたからですね。

勿論、「(かつての境遇に)戻りたくない」というのは当然の事

 

政治屋も同じ、一端オイシイ思いをし、それが常態的、甘い蜜をお仲間たちと独占していたとすればアカの他人にそれを脅かされ、修正を強要されること拒絶したくなるのはよくわかります。

代償だなんて一文も支払う気はなし。ずっと温かい湯に浸かっていたい・・・

それが手に取るようにわかるもの。

一度他国の新興の神とやらに魂を売りそのスバラシイと思われた状態に味を占めそれが未来永劫続くとの錯覚も。

一攫千金政治屋稼業とは哀れなものです。

 

扨、昨日の洞樹院、門を潜って左手の墓を見やりながら本堂にご挨拶、そして墓域に向かいました。

掲示板の件の通り古そうな石仏たちが。卵塔の数からも歴史の深さを感じ取れます。

崖の下とあって崩壊が進み、残欠といった類もありますが、人の手に触れられず苔生した感じは趣があります。

 

最後の画像には石塔は見えませんが、花立があるところを見るとかつての墓石たちの存在が推測できます。

 

あの石像五重塔はあまり目にしないタイプです。

安定感がありますね。

そのベース部分については当初製作者の意図があったのかはわかりませんが五重塔の各笠とその上部は改変が無いように思います。

塔の形を以て残存していることも奇特なことです。