昨晩はグレートネイチャーの「モンゴル草原~」を視聴しました(湧き水 永久凍土 氷河によってもたらされた豊かな大草原)。
何から何まで私の頭の中を超越しているというかスケールそのものが私が普段目にしている物たち色々との段違いの様相を。
そもそもあのモンゴルの大草原が「2億5000万年前に海だったものが閉じた」の件、仰天です。そして5000万年前にインド亜大陸が大陸に衝突し各山脈(天山、アルプスそしてアルタイ・・・)と平原が形成されたという地殻変動の歴史でした。
あまりにも天文学的スケールの如くで狐につままれた気もしないわけではないですが。
溜息が出るのはその草原に人があまり見えない事。
人口密集、家々がひしめき合って建つ日本国内の様が普段から目に焼き付いている者としては圧巻の自然世界です。
遊牧民は3000年も前から馬を放牧しながら彼らと生活を共にしているのですが、その保有頭数も半端な数ではありませんでした。一家族で馬数百頭、その他羊や山羊も。
だからこそ彼らの主食である草を求めて「遊牧」するわけですが、その生活をこれまでずっと同じカタチで続けているという彼ら遊牧民に偉大を思いました。
それこそこれが素朴で鷹揚そして忍耐強い性質を生むのでしょうね。
ついつい大相撲の現実世界、頭の中をよぎります。
扨、昨日の西谷院のあるちょっとした丘を下って、同じ志賀町の区民会館の前に秋葉塔と石碑が道の脇に。
この手の平らかな石碑というものは大抵が地域偉人か出征兵士を讃えるものですが、それはこれまでの私の理解を超えるものでした。
文言が道路側にあってざっと眺めるにこれはいつもの石碑の類とは違うことがわかって正面に廻りこんで確認。
すると畜魂碑と。
裏面には国の隆盛は農業に関わっていてそれには家畜の力か必需・・・のようなことが記されています。
一家に一頭・・・それって馬でしょうか。
ということはよく街路に立つ馬頭観音の如き石塔、その動物顕彰碑の大判ですね。並々ならぬ愛情と感謝の思いが伝わってきました。
動物たちに代わって機械化された農業もまた廃れ、機械そのものに振り回される人間の様。
機械(AI)はヒトの顕彰碑を建てるのでしょうかねぇ。
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