トイレに先日導入した当家の新兵器、セラミックヒータが活躍しています。
これまでは庫裏の中で冬のトイレほどストレスの溜まる場所はありませんでしたがこの冬今一番に快適な場所になりました。
「出るのがイヤになる」(奥方)・・・そんな感じ。
昨日は今年一番の冷え込みでした。
午前730より例の薄着(簡衣輪袈裟と草履)で動き出していましたが風が無かったのはありがたし。
不思議なネコの件。
大沢の葬祭式場で催される通夜にやってくるネコがいます。
以前、子供たちから「おじちゃんのネコ?」と聞かれたことがありましたが、先般そのネコとしばし時間を。
入口の自動ドアのセンサーが働いてそのネコも自動的に入ってくるようで、会場の担当者がそれを制止していました。
それがヤケに人慣れしていて、声を掛けようものなら即座にひっくり返って腹を出す始末。
皆さん「野良でしょう」とはいうもののそうであるならばまずそれほど人に慣れるはずもなく、また体系はむっちりして食物に困窮している様子はなし。
一説にお隣の医院からやってくるともいいますが不明です。
とにかく人が好き。だれでもいいから餌の有無(利害関係)度外視で人と触れ合いたい、そんなネコです。
このネコに見倣わなくてはならないのが人間たち。
なぜならば人というものは基本「自分大好き」の自己主張、好き嫌い激しく徒党・派閥を組みたがります。
誰でも等しく仲良く溶け込もうとする姿は恰も仏の様。
そして面白いことにその翌日の葬儀式には一切顔を出さないようです。
施設側の堪忍袋の緒が切れて強圧的に追い出しをかけらないか少々心配ですが。
私はそのネコが法要中に玄関を中央突破したら・・・を考えるとワクワクしてしまいます。
まぁ世にはネコ嫌いの方も真面目な坊さんもいらっしゃるとは思いますが。
扨、ここのところ拙ブログでは「ステージ4」だとか「余命〇〇」等記していますが、その宣告を受けた時、大抵の人は「変わる」といいますね。
その病に関わらず心が傷つき揺らいだ時も同様。
それをPTG(Posttraumatic Growth) 「心的外傷後成長」なる語で言うようです。
個人が経験する、時に衝撃的な心の動揺、トラウマがプラスに働くということです。
そういったストレス体験後の5つの変化として
他者との関係 他を思いやり自身も他に依頼してイイとの感覚
新たな視点 制約されることが多い中、新しい方向を描く
人間としての強さ まだ立て直せるというポジティブな強さ
人生に対する感謝 当たり前に生かされてきたことの反省
精神的変容 宗教的感覚の醸成 おかげさまのこころ
の成長があるとのこと。
どちらもその生活を心がけている人だとそれ以上に成長できるかというと・・・さぁ。
①②③は以前行った安城市歴史博物館にて。
進者往生極楽と欣求浄土の旗差しが(拙ブログ)。
④はあの映画の中のエピタフの警句。
「Your youngest and strongest will fall by the sword」
お調子に乗ったら・・・ヤラれる。すべてにおいてですね。
お念仏はそれを気づかせてくれますが・・・
しかし人間はアホだからいつも忘れて天狗になります。
よって毎日、思いついたら称名念仏 南無阿弥陀仏。
気づきをありがとう。おかげさまで今日も生かされています。
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