昨日も当地は「暖冬」を享受。
まったくもって穏やかでハッピーな心地。このような日々がずっと続けばいいのですが・・・。
まぁ、とにかくありがたし。感謝しなくてはね。
すべてのことにおいて阿弥陀さんありがとう。
熱帯系の花を退避させているテラス内の温度は昼過ぎには38℃に達していました。
朝のその室内は4℃でしたから、ギャップがありすぎ。
庫裏内は20℃で肌寒く感じますので天気の良い日はそのテラスに籠ればうまいこと過ごせそう。
昨日午前の法要終了後、おそらく60年~70年前の事だと思いますがその頃本堂お内陣の鴬張り床板について、「久々体感したい」という皆さんが子孫たちを引き連れて来訪。
その件、子供の頃に体験した事があるという年配の方にお会いすることはありますが、その中で驚かされたのは「波さんの打ち敷」 (広大院出所の御所解)を知っているという方がいらしたこと。
13代の祖父の時代のことでしょう。祖父は気軽に子供達を招いていたよう。
当時は子供達が大挙して寺で遊ぶことなど普通にありましたからね。中には本堂小屋裏に入って「ハトをつかました」などいう人も。かなりアバウトな管理というか子供達もそんな危なそうな遊び、平チャラの時代でした。
父の代に皆さんにその着物を公開したことなど聞いたことがありませんでした。
扨、NHK「英雄たちの選択」(BS 12月13日水午後8:00~)は「幕末最強!庄内藩の戊辰戦争〜徳川四天王・酒井忠次の遺伝子〜」。二番大隊長の酒井玄蕃の心意気について。
何せ幕府を潰した徳川慶喜を「バカ将軍」とも言い放ちながら最後まで戦い続けた気概ある男。
百数十年後に生まれた私であってもそれ(長州征伐から鳥羽伏見)の慶喜さんの戦いぶりには地団駄を踏みたくなるような不満が残るほど。佐幕派ならどなたでも思うところなのでは。
恒例の支離滅裂の「たられば」を記させていただければ「あの時」長州藩を完膚なきまでに叩き、倒幕の芽を摘み取っておけば・・・今の政界を揺るがしている疑獄事件につながる腐った政などお目にかかることは無かったのでは・・・
その酒井氏について昨日ブログでは雌雄を決した長篠設楽原戦の前哨、戦働きの豊川渡河が行われた広瀬の渡について記しました。
それより先、彼が総大将織田信長にお伺い、一旦は却下されたものの結局承諾を受けて出立したその信長の陣といえば極楽寺山になります。
新東名新城下りSA近くの信長本陣は開戦当時の陣で着到当初はそれより西側の極楽寺山に布陣していました。
当然にそちらに極楽寺なる寺があったのでしょうが、既にその当時からその寺は無く、その寺が存在した山の名称が極楽(山)ということですね。
そちらは大軍にはいかにも狭小ですから小さな谷を挟んである小山、平井神社にかけて信長が陣を敷いていたといいます(場所はこちら)。
⑤左側が極楽寺山、右が平井神社。奥に見える台地を超えたあたりが馬防柵のある連吾川の「本戦会場」。
⑥~⑩極楽寺山。⑫は東側から見た図、左右逆です。
平井神社の散策をストレス0とすれば極楽寺の看板や石標のある場所に行くまではストレス100。
夏場は絶対にムリ。
ほんの少しの距離ですが背丈ほどある茂った草たちに足をとられつつ進み、途中排水路が斜面を這っていてそちらに落ちて痛い思いをすることになります。
ひょっとすると私有地になっているやも知れず叱られやしないかとハラハラドキドキ。
⑥⑦の通り、看板が下から見えますので、とりあえずはそちらまで行きたくなると言うのが心情というものです。
まぁ真っ当な人は諦めるような場所でしょうね。
ただしこの画像も数年前のものですから現状は不詳。
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お祭り大好き (月曜日, 11 12月 2023 20:35)
数年前の「広大院の打掛」拝見時は金糸刺繍で素人でも素晴らしいと感嘆しましたが、現在外陣には「本能寺の変」の翌年天正11(1583)年の銘が刻まれた「梵鐘」が置かれてありますが、注意しないと見逃します。 内陣には徳川家康寄進の「阿弥陀如来立像」も祀られており、本堂床下の相良城木材痕などと歴史を体感できる貴重な品々が少なくありません。 歴史に関心がある方は檀家以外でも大晦日の午前10時からの「除夕の鐘」以外の時に、事前確認して参拝・見学をお勧めします。
なお、2025年の大河ドラマ「べらぼう」に渡辺謙の田沼意次が登場予定で、牧之原市も徐々に盛り上がっていると思いますが、「駿府十返舎一九研究会」もいつ十返舎一九が登場するか興味津々の模様です。 小生は相良在住であった郷土史家後藤海堂さんの模写した「田沼意次肖像画」が番組紹介のなかで登場することを願っています。
今井一光 (月曜日, 11 12月 2023 23:14)
ありがとうございます。
やるべきことたくさんありますが、その手の件にのめり込むと(既にかなりはみ出していますが)宗旨、本来の寺の仕事を「逸れているかもしれない」といった後ろめたさが付きまとってきます。
また「この寺はスバラシー」の吹聴は眉唾を抱かせますしね。
宗旨にだけ自信を持っていればそれでヨシというご指摘もよく聞くところです。
まぁこれから相良は結構お楽しみがあります。
淡々と見守っていこうと思います。そのためには健勝維持が肝要ですね。