企画の段階で少々の無理はありましたが、終わってしまえば「どおってことなし」の感。おかげさまです。
遠足二日目は京都の宿を出て南山城に向かいました。
まず岩船寺に到着、バス降車の際、岩船寺から徒歩でわらい仏を主に各摩崖仏を見ながら山道を歩いて浄瑠璃寺に辿ることを説明。一応岩船寺から浄瑠璃寺までは途中下り坂ではあるものの人によっては「2㎞弱のストレス」のある旨伝えました。
すると1名の方はバスの回送先、浄瑠璃寺駐車場まで行ってバスで待機という方が。
前日の本山御影堂門の階段を見てのキャンセルは4名ほどいらっしゃいましたので皆さんのお付き合いはなかなかヨシ。
懸案と思っていたのは私だけでしょう。ただし「ここ」を知っている人間は私だけでした。
あの一願不動経由の山道は下り道ながら半分以上は階段状で車椅子の持ち込みは少々無理な話。
それをわかっていながら甥っ子にそれを引かせたのですが、その理由は障害のある方を階段を下りたあとそれに乗車いただいて一気にその方の息子さんに走ってもらうという算段でした。
ところがその方はなかなか階段が降りられません。
みなさんはどんどん下って行ってしまいましたので想定通りの案内ができません。
よって周囲にいるメンバーを見て急坂階段にもかかわらず車椅子に乗車いただきました。
当人は自分で降りるを主張していましが、時間が押していることもあってそこは問答無用。
要は左右2人づつ。4人かかりで持ち上げて降りていくということです。
さすがにそれは乗っている者にとっては恐ろしい体験だったようで・・・
何度かそれでも微動だにしない瞬間がありましたが、それは恐怖のあまり車椅子乗車の方が手摺にしがみついていたから。
あれこれいいながら下まで辿り着くと皆さん方は既にわらい仏にお参り済みで手持無沙汰。
一同記念撮影のため今一度そちら迄戻っていただきましたが、わらい仏ほか周辺のねむり仏や四面仏等の紹介ができませんでしたね。
隊列が伸びるのは戦線不利、戦国時代の野戦ではありませんが「敗戦の匂い」というものをここで感じました。
何せ、道を知っているのは私だけ、案内人も必要でしたね。
最後列と最前列を行ったり来たり、確認しつつの隊列コントロールは楽しくも厳しいものがありましたが、終わってみれば達成感大アリ。
まぁ「そんな企画するな」の声もあがっていたようですが、私はおかまいなし。結構楽しんでくれた方も多数いらっしゃいました。いろいろあるものです。
障害を抱えていたご当人の「絶対行く」の気持ちを尊重し通しましたからね。皆で協力しあって・・・
それは毎度のことですが。
そしてそれがいつまでできるのか・・・
また事故があれば元も子もありません。
それだけは肝に銘じておきましょう。そして次はよりイージーなコースで。
①~④岩船寺。④は岩船寺のトイレ。倒木で屋根が壊れている様を皆さん気づかなかったよう。⑤~⑦はわらい仏までの下り道。⑧⑨は浄瑠璃寺。⑩~⑫円成寺。
尚「岩船寺」「わらい仏」については過去ブログから検索いただければ。まぁこのコースは玄人好みなのでしょう。
蛇足ですがページ最下部サイトマップからPCの「Ctri+F」キーでその検索ワードを入力してみてください。
コメントをお書きください