横須賀 本願寺派遠州「触頭」 蓮舟寺

昨日はこの時期における統計上最も遅い猛暑日だったそう。

静岡35.8℃、清水36℃だったそう。

当、中部地区は朝が涼しかった分、それほどの暑さは感じませんでしたが。

先般「畔柳」(くろやなぎ)姓について記したことがありましたがその「くろ」とは土手、堤、土塁、畔(あぜ)などの境目のこと。

その「くろ」には今、各所で彼岸花が咲き誇っています。

「暑さ寒さも彼岸まで」とは言いますが、これも自然の「誤差の範囲」ということでしょうかね。

この9月、台風の発生も極端に少なかったようで(1回)、その反動として10月にたくさんやって来るのでは・・・などと心配になってしまいます。

拙寺のバス遠足を控えていますからね。

 

その「くろ」とは「隅っこ」という意があることも以前記したことがありましたが、昨日境内である方から親族が「夜間(酔っぱらって)くろを歩き、いみんぞに落ちた」と。

静岡弁連発でわかる人にはわかりますが・・・。

要は「一杯やって」の帰路、スマホを見ながら道路の隅を歩いていたら溝に落ちたということですが、その排水溝は底から2mほどあって上がり切れずにそのスマホで家族の助けを呼んだとのこと。

酷い打ち身で歩行困難に陥ったそうで他人には言えない恥ずかしさはあるものの骨折には至らず幸いだったとのこと。

案外そういう落下転倒の際、スマホは握りしめるものですね。

 

私も以前、転んだ一瞬カメラを守ることに気を取られ、両手でカメラを抱えたために受け身を取らず思いっきり頭を地面に打ち付けた事ががありました。たまたま落葉が堆積したふかふか状態でしたから助かりました。

これは観音寺城のどちらかの曲輪の土塁から滑ったときのことでした。

いみんぞにハマってカメラを壊したのは近江三山のどちらかのお寺の参道です。

 

扨、掛川市横須賀の蓮舟寺(本願寺派)は拙寺六代住職、釋祐圓(享保十六没)の実家です。

最初にそのお寺に伺ったのは吉祥寺の叔父と横須賀城の帰りに寄らせて頂いたと記憶していますが、あの時は庫裏玄関の輦台(れんだい)を拝見しました(→蓮舟寺HP)。

 

表記画像は今年の春頃、久しぶりにお参りさせていただいたものです。

あの頃はその近くのショッピングセンターに併設されたバッティングセンターにちょくちょく行っていた頃で、その時にお参りしたのでした。

その後、両手に痺れが出るやら、首(頸椎)腰の痛みに拍車がかかって来てその手のお遊びはヤメにしています。

 

歴史あるお寺です。拙寺四代の釋敬祐(延宝四没)の実家も横須賀の長圓寺ですから女系の拙寺にて困ったら横須賀・・・の雰囲気があったのでしょう。15代中6人が婿養子。

お寺の婿も嫁も「寺から」というのが当たり前の時代、親が決める婚姻というのは寺とは言わずどこでもあったはず。

「家と家」関係(個と個でなく)でした。

今無茶苦茶、くっつくも離れるも自由自在。

何が良くて何が悪いやら。人口減少。