先般気づいたことですが首都圏の火葬場で稼働しない日(お休み)を設けないというのが普通になりつつあるよう。
要は火葬場超繁忙につき順番待ちの列が「一週間は当たり前」の状況が続くようになっていて、これまで1週間に一度あった閉所日をなくすという方向に舵が切られたということです。
当地ではその「面倒くさい」因習がまだ厳然と残っていて葬儀式等の計画を起こすうえの一つのハードルになっていますが、それが「友引」というやつです。出自のハッキリしないくだらないこじつけ。
まぁそれは職員のあるべき休日として許容してていましたが、考えてみればスタッフのシフトを廻していけばいいだけですからね。アホらしい理屈。
市民サービスという点でも行政はその辺りの件、検討していく必要がありますね。
1日、日延べになるということはご遺体の保存のためだけでも多様な選択肢の中、頭の中を整理して考える必要が出てきますから。
特に高温の夏期の場合、多くのドライアイスの取り換えのほか特別な安置施設に搬送したり、また究極の保存処理、エンバーミングなどの高額な処理を施すことを検討しなくてはなりません。
よって「友引だからお休み」にする・・・などの悠長は言わない・言わせない・・・というのがその首都圏火葬場周辺の動きでしょうね。
お別れの時間を長くとりたいというのは心情でしょうが、1週間
以上というのはちょっと・・・
カレンダーを眺めてその「友引外し」のスケジュールを頭に描いて予定をたてるのは何ともバカバカしいこと。
そこが休業というのはその次の日が混みあうことにもなります。
私としてはさっさとこの相良辺りもそれら良き方策に倣っていただきたいと考える次第。
それはいわゆる「良時吉日」というやつです。
結構にそれは日本人の心底に流れているおまじない的変てこ風習です。
当流親鸞さんはそれに関して一蹴していますが、そうはいっても祖母などガチの真宗門徒であってもその「大安」というのが大がつくほど好きで何かポジティブ行動を起こす際はその語彙を口にしていたくらい。
年配者、特に女性はそれがお好きなよう。
そういいながら当家縁者が先般婚姻届けを出していましたが単純に「その日は何の意味が・・・」と問いた際「飼い猫の誕生日」とのことでその大安だ仏滅だの件まったく関係なし。
当流の門徒以前に、でした。
若い連中はそんな吉日どうの・・・の件、まったく眼中にないようで一安心しました。
おまじない、占いに頼るのは人間の弱さの露呈かも知れませんからね。
もうそんなアホらしい習慣はおやめになって迫られた利便実利を求めましょう。
とにかく「友引はお休み」というスタイル、是非に変更希望。
そのことについての親鸞さんの御示しは御和讃を眺めてみればわかります。
「かなしきかなや道俗の 良時吉日 えらばしめ
天神地祇を あがめつつ ト占祭祀つとめとす」
~『正像末和讃』
でした。
扨、画像は昨日に続いて北野天満宮。
圧倒される歴史ある建造物です。
最後から2番目の画像が地主神社とやらで看板に「祭神 天神
地 祇」とあります。「ああ、親鸞さんがきらうヤツね・・・」
私も占いの類、まったく興味ナシ。
親鸞さんを悲しませることはイケません。
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