処理水なのか汚染水なのか知りませんがその海洋放出に関して中国の反発が厳しくなっているよう。
その反応について「想定外」との政府内からの声もありましたがおかしな言い分に思います。
私は中国に物を買ってもらう立場でもなく、中国から来日されるツアー客に何らの期待もありませんので経済的損失は皆無ですが①想定していなかったと言うのは笑止千万。
②如何にも放出ありき、真っ当な根回しがなかったということなのでしょうね。その怠慢さをも感じます。
まぁあのお国の様を見ていれば大なり小なりその手の政治的方策として利用することはわかること。
台湾のパイナップルにマンゴー、オーストラリアの大麦やワインなどありましたね。
また、お客が「買わない」というのなら仕方がナイと思うワケで買って買ってと泣きついて懇願しても詮なきこと。しばらく見守っていくしかありませんね。
しかししきりに海産物を食するパフォーマンスの図を画面から見ますが、未知なる人智の及ばぬところの出現はまだ先と見るのが常識的な感覚。
遺伝子レベルでの損傷もありうるというアレ。
精査していくには海産物の2世3世、それを食した人の数年後とその孫子の遺伝子まで追いかけたうえで「安全でした」と言いきれるのでは?
「風評被害」という語が闊歩しています。
風評とはいったい・・・「風」の語の如く軽いイメージがあってついつい今風のフェイク・・・捏造・・・な風聞をイメージしますが、要は世間の「風」の便りですから単純に「評判」ということでいいでしょうね。
その被害となりますから「世間様の評判が悪くなることによってネガティブイメージが拡散 その経済的被害」ということになりましょう。
その「風評」について先日NHKのWEB特集「ぼん鐘を守った技師」の中で見ました。滋賀県職員の日名子元雄氏のことです。拙寺の梵鐘もその金属回収令によって軍需工場の溶鉱炉の中に投じられてしまったことは以前拙ブログにて記していますが、その人は県内の梵鐘の歴史的価値をピックアップし「金属回収除外申請」として保存の策を講じました。
それがその回収令には「全部即時回収」が名目ですが「国宝など一部のものは除外」は勿論の事「由緒上、特に保存の必要ありと県に於て認めたるもの」は除外を認めるの件を強く主張展開したそうです。
「梵鐘の銘文には寺の由緒や地域の歴史が刻まれ未来へ子々孫々へ引き継ぐべき村の歴史。地域の歴史がそこに凝縮され、由緒を示すものである」・・・ですね。
静岡県にもそういう方、「文化遺産の継承」について論拠をもって主張できる人がいればよかったのですが・・・
あの当時の「風」の中にそれを言えるなど奇特な方でした。
しかしそれに反論する梵鐘回収派の意見の中にその「風評」の語がありました。
「風評香しからざる」=「評判がよくない」と。
守るべきと論じられた梵鐘の評判がよろしくないということですが・・・。
まぁ「世間の評価などどうでもいい」というのが私のスタンスではありますが、わざわざその評判とやらを自ら貶める方向に持っていくのもどうかとは思います。
評判が悪くなることがわかっているのならやはりその行為に論拠を以て膝を交えて説得、理解を試みることは放棄すべきではないのでは・・・。
私と同じ、いつも楽観てんこ盛りの如くのお国の判断ではやはり首を傾げます。
さて、画像は岩津天神の階段を上がって。
天神さんには観音さんが居て、筆塚、そして鷽(うそ)塚。
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