久々境内雑用 今回の岩瀬文庫のテーマは松井松平

先日、お内仏閉扉式にご門徒様お宅にお邪魔したことを記しましたが昨日は引き続きそのお宅の墓石撤去のお勤めを急きょ執り行いました。

工事着手前の墓前のお勤めですが、施主と石屋さんが揃ったことそして今後の時間調整が省けるということもあって私からそれを提案しました。

 

墓石を撤去しての一所一處墓(永代墓)への改葬法要については石屋さんに取り出していいただいた御遺骨を私の手で洗ってから・・・というのがルーティーンになっていますが、それらを天日干しして乾燥させるまでに時間を要することも「早めに」の理由でした。

 

以前にも記したと思いますが、どちらかのお寺であった話。

泥だらけ、水浸しの甕のまま施主に引き渡された遺骨、施主が大いに腹を立てたということを聞いたことがあります。

石屋さんとしては取り出しを依頼されただけ、寺側は「頼むよ」と、あとは関知せずの気持ちが原因なのでしょうが、寺としても「関わらなさすぎ」かも。

すべてを投げてしまうというのでは不親切と思う次第です。

長らく寺がお世話になった先達なのですから、永代にするしない関わらず退檀退去であったとしても気持ちよく区切りをつけたいものです。

まぁ、今回は一所墓に納骨されますので「これからも、私が見させていただきます」の少々の気概です。

しかしまぁ、墓石を撤去しての退去の件・・・昨日は時代の流れだから・・・とは達観したものの・・・寂しい限り。

 

その後は、水を抜ききって乾燥させた水盤の周囲にある微細な穴にシリコンを塗布。

まったくどちらから漏水があるのかサッパリわかりません。

次は念のため底部にセメントを流して様子を見ます。

 

そしてこの直射日光の連続で木塀のトップ部分が反りあがって外れていましたのでその補修を。

これも経年劣化が原因なのでしょうが、日照りもここまで強く長いと色々なところに障りが出てきます。

 

仕舞いの仕事は本堂内の座布団の処分。

今時堂内で座布団を敷いて正座など、そのような方は皆無。

これも時代の流れですね。

年配者からは「足が痛いので椅子」というのが普通のリクエストですし若い人も椅子を選択するのは必定の習慣。

 

私が寺に入ってからはその椅子をひと揃えしました。よって法要はすべて椅子に着座していただいています。

盂蘭盆会や報恩講などは座布団の登場もあるにはありますがここまでの大量在庫は不要でした。

よって古めで汚れのあるものを選別して地頭方の処理場へ。

殆ど外に居ましたから大分日焼けしたような。

 

③~の画像は先日の西尾、岩瀬文庫の図。