昨日も法要が午前と午後のダブル。
午前の法要はご自宅からのスタート(浜岡)でしたが道を間違えて遅刻する始末。ハナから「ごめんなさい」の連発でした。
「暑いですからね」と施主からの言葉がありましたが、ハッキリ言って私の思いこみ、勘違い+そしてそれに気づいてからナビ入力の誤りが原因でした。
浜岡は年がら年中往来していますが、そちらの地に限り苦手の「空白地帯」でした。
ただし何度か訪れているお宅でしたので私のお頭の方、少々自信がなくなりましたね。奥方と息子に言わせれば「ボケ」と罵られるところでしょう。
よって法話は私の座右の銘となっている「己を信じるな」について。
かつてのそれは「棄ててこそ」でしたが・・・
生きているとその考え方も変わるということも。
世の中「自分を信じて」の大流行りですから、私はへそ曲がり。
まぁ何を信じていいのかわからない時代、信じるべきは「私自身」ではなく一心一向無量寿仏。
まぁ自身の自信などあってないようなもの。
午後の法要は悲しいかな御内仏閉扉式でした。
8月末には墓石も撤去して一所墓(永代墓)に移すとのことです。
娘たちが嫁いだあと、墓を見ていく人がいないというのがその理由です。
驚いたのはご自宅の売却が決まって急きょその件が決まったということでした。今の相良で不動産が動くということは滅多に聞いたことがありませんからね。
長い間、業者の手に委ねていたそうですが今回買い手があったことは奇跡的だと感動していました。
家はそう古くなくコンパクトで、室内は介護用に改修されてキレイそのもの。
そこを評価されての契約成立になったようです。
それ以前も南米系の方たちの購入打診があったそうですが、それに関しては断ってきたそう。まぁ、彼らはまとまったおカネを持っているということですね。
ご近所に禍根を残すことになりかねないと心配されてのことですが、「飛ぶ鳥跡を濁さず」の精神は天晴れです。
尚、その南米系の買い手について断る理由は、バーベキューバーティ大好き、深夜まで仲間と騒ぐ傾向があるから・・・とのことでした。
要は「日本の文化とは融合しない」ので近隣迷惑については転居するとはいえ「無視できない」ということです。
そう言えば不動産業の叔父も中国の人は「拒絶する」ようになったと言っていましたね。
その理由は調理に使う油が部屋全体に広がって、退去後のリフォームに思わぬ経費が掛かるからとのことでした。
仲間を集めてのアジア系の人々のドンちゃん騒ぎなども私がかつてお世話になった会社(社宅関係の担当)での隣家からのクレームを思い出します。
日本の習慣と溶け合わない部分が数ある中、外国の人ドンドン来てください・・・の雰囲気はまだまだ文化の摩擦というものを感じます。
扨、昨日の旧糟谷邸、西尾の図書館のお向いには浄土宗の海蔵寺というお寺があります。
そちらがまさに糟谷家御一統の菩提寺になります。
当所周辺には「糟谷」を名のるお宅はありますが、墓域を見渡せばやはりその名がやたらと目が付くところ。
分家も各あるのでしょうね。
最後の画像2つは墓域で目についた江戸初期の墓碑。
400年モノですね。
その一つ前の錫杖の地蔵も碑銘の字面はよくわかりませんが、案外古そう。
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