三連休が終わってとりあえず一息。
朝から予想通りの好天。
そのお天気に背中を押され奥方を助手席に据えて西尾方面へ走りました。
念願の炎天下の感触を味わうため。
とはいえ同行が奥方ということもあってそれはごく軽い部類となります。
夏場は「出張」(お遊びです・・・)の機会はそうありませんが一人行脚の山城数カ所を巡るなどの場合、しばしば朝から食事ナシ、携帯の万歩計2万歩超え+血尿など超ハード不健康の類となりますが今回はまさに遊びの中の遊び。
たとえば墓地探索の場合など「一人でどうぞ」となりますからエンジンをかけたままの車の中、駐車場待ちの奥方を残して。
私としても待たせているという負い目があって気が気ではないので、結局また来ればいいや・・・となるわけで、何をやるにも集中などできるはずがありません。
どちらかのお寺では本堂前の日陰の階段で座り込んでいる始末。
昼食もしっかりと通りすがりのお店に寄ってそれなりの時間をとることになります。
ということで時間も「のんびり」感を念頭に入れていかなくてはなりません。
奥方同行の場合はハナからそれしかありませんね。
それについての文句など禁物であること勿論の事であります。
扨、昨日の私のその「息抜き」三河行の目的地の第一は西尾の岩瀬文庫でした。企画展の開催も多く、その度ごとに図録を用意する念入り。何より入館料はいつもタダ。
注目各ありますが「愛知やきものヒストリー」企画のうちそちらで展示されている松井忠次の墓から出てきた常滑産の甕。
感動的だったのはその大きさです。
墓の下から出土していることと実際に遺骨が納められていますのでそれは蔵骨器(骨壺)となります。
昨日の「甕」のうち3つ目の大きな甕について骨壺使用の件をそれに関しては否定していましたが、実を言えば甕はまずは蔵骨用に最初から作られたものではないはずです。
よって元の容器として利用があったわけで、たまたまそれ用に「良さげ」のものを骨壺として転用したというのが大筋のところ。
もとは米穀類・茶・水など台所にあるような食品類が納められていたというのが主でしょう。
その形状はやはり相当不安定。
通常利用時は下半分は地中に埋めていたのかも知れません。
史料の中身の推測では「水」と指摘されていましたが・・・
先日はまた、拙寺の「夏休み宿題救済系」と称しての予定を記しましたが、愛知県全体の史料館・博物館が連携してこういった企画ができることは素晴らしいことだと思った次第。
ヨコの連携がスゴイ。
やはり小中学生の夏の課題として最適な史料館廻りとなりますが地場の産品と歴史について大人と一緒に学ぶことができましょう。子供だけでは廻れませんからね。
帰宅の車中、外気温を示す数値は38℃。
本年の最高値となりました。
岩瀬文庫内はエアコンが効いて快適そのものです。
駐車場までちょっとだけ歩くものの乗車してしばらく、涼しい空間を得られますので、何度か「暑い!!」の声は聞こえてきましたが大きな不満は回避できました。
またしばらく気合を入れて法事に向かうことができます。
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