昨日は3年半ぶりに「奥の墓道」氏が帰省するとのことで金谷駅までお迎えに。
午後2時ということでとりあえずいつもの場所に・・・と安直にも近隣ニ城一砦を散策。
ウグイスの声と藤の紫、森の中ならでは・・・彼はその紫色「今年初めて見た」とのことでした。
当地となると一般民家であってもそれを育てて愛でる粋な方もいらっしゃいますし、野山にあっては普通に見ることができる色です。
ちなみに拙寺ご門徒さまのお宅では白色の藤を毎年咲かせています。
扨、その城塞歩きの中で「そういえば・・・」と彼と話していたことは城塞に生えている木々の件。山城となれば今は殆ど森林ですからね。
戦国期といえば樹木竹林は重要な生活素材そして資源につき自国領内のその伐採については掟というものがあったわけで勝手に竹木を伐ったりすれば首が飛ぶくらいの禁制に触れる犯罪でした。
そしてまた城塞ともなれば示威効果としてアピールする意と資材燃料として城内にて活用しますから山城などは殆ど禿山状態だったはずです。
その話をしたあと、高天神城の搦手から長い階段を登り切った主郭と二の丸を繋ぐ尾根部分に到着しました。あいかわらず追手に繋ぐ道は通行止めで「何も変わっちゃあいないな・・・」などといいながら主郭方向へ。
大河内の洞窟前でも「変わらないな」と吐きつつ戻ってくると、
大音響が響き渡りました。
立ちすくんで身構えるほどでした。その前にカモシカはデカくてさすがに目の前に現れた時は・・・などと話ていましたので何かの動物の襲来かとも思いました。
それが私どもの数メートル程度の距離の「追手道」でデカイ大木が倒れたのでした。
勿論その倒れ落ちる様子は我々の視界に入っていたわけで、それでいてまったく身動き一つできず硬直するのみでした⑤⑥。
その後、各所で倒木と枯れ木の立ち木が目に入ります。
それが倒れて通行中の人の人命が損なわれた場合、「管理責任」を問えるのか・・・というのがテーマになりました。
では「落石の場合は・・・」と展開。
「山を歩けば・・・」(有り得ること)として「残念でした・・・」で落着ということになるのでは・・・
山はマダニ、マムシ、ハチ、熊、イノシシ等の生き物意外に突然の倒木ということも頭に入れておかなくてはならないのでしょうか。ただし山道を通行中にイキナリの倒木に遭遇してもまず避けることはできませんね。何しろ突然のことなのです。
「ついてない」では済ますことはできない(そう承諾するしかないのですが)「致命的」を感じます。
他人事に思っていたことがここまで迫ったということ、私は切実を考えました。如来さんのお達しだと。
この朝、親鸞さんの銅像の上のケヤキの「朽ちた枝が落下したら」をお参りの方と話していましたので早急な課題であると認識させられました。
今月中に息子を呼び寄せて着手することにします。
何せ一人ではムリな仕事ですからね。
①~④が諏訪原城。昨日は比較的人も多くカモシカは見えませんでした。
小笠山砦から見た高天神城⑨と掛川城⑩。
⑩の中心の小山に天守閣が見えますが、戦国期のそれ(古城)はその向かって右側の小山。
17時30分開店のラーメン店で夕食を済ませ19時前に帰宅しました。
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