人形(ひとがた)墓碑 幸田高力熊谷 山泉寺

予報通り初夏の陽気。

場所によっては夏日となった地もあったようです。

こうやってまごまごしているとあっという間に盛夏を迎え、境内等やるべきことの数々がまた日延べとなるのでしょうね。

時間の経過もあっという間なら植物の繁茂もあっという間。

 

先日境内で「イラっと」させられた悲しい現実。

ヤマバトのつがいがソテツに営巣したことを以前記しましたが、おそらくそのかたわれでしょう無残な死を遂げていました。

ヤマバトの羽が散らかったうえ、ポロっとその首が落ちていました。胴体はありません。

おそらくその下手人が持ち去ったと思いますが、奥方は「カラスの仕業とは思えない」と。

野良猫の襲撃も考えられますが、ヤマバトは俊敏のうえ警戒心は高いはず。まったく謎溢れるイライラでした。

 

悲しいのはその相方らしきハトが「彼女(彼)がいないがお前は知っているか・・・」と言わんばかりに私の周りを歩き回ること。とりあえず「何か食べ物をくれ」とも聞こえてきます。

「ハトの餌」の用意がありますのでそれには対応できますが、伴侶の喪失には力を貸せません。

自然の流れにまかせる他はありませんが。

 

さて、昨日の高力熊谷の山泉寺。

そちらの境内本堂裏の墓域で珍しい墓石を拝見しました。

一言で人形(ひとがた)墓碑。

決して古いものではなさそうですが、カタチもそうですがここまで居並ぶと圧巻です。

故人の姿に近く造作を依頼するのでしょうが、コストはかなりのものになるでしょうね。

 

墓碑は河原の石に木標など格安で済ますことはできます。

故人への思いもさることながら、経済的に余裕がなければここまでできませんね。

お寺の「有徳なる門徒さん」と推測します。

 

最後の画像2枚が拙寺境内の青空の下。