厚生労働省が昨日発表した数字。
2022年の自殺者数(確定値)は前年より874人(4.2%)増えて2万1881人。
増加は2年ぶりだったとのことで驚かされたのは小中高校生の自殺者数が514人(高校生354名 中学生143名)、統計開始以来(1980年)最多とのこと。
人口減少で頭を抱えているはずなのにその数字の上昇傾向とはいやはや・・・政府はやはり何らの手立てもできないのですね。
子供たちが将来に不安を感じて・・・その決断に迫られているとしたら「政治の責任」と断言しても過言ではないでしょうね。
勿論、仏教の教えの観点からして私どもの非力を恥じ入ります。
「楽しくない」から死ぬという短絡はやめて欲しいのですが、「人生そのものが無常ですよ」などと私が語ったとしても既に遅し、なのかも。
ここまで日々の安楽とコンビニエンスを味わってしまうと、もはや「楽こそ永遠」であると錯覚してしまうのでしょうか。
たった1回の挫折と苦痛でそのスイッチがやすやすと入ってしまうその心の弱さとは、一体どちらで学んだのでしょう。
私にはわかりません。
スマホを取られて13歳が母親を殺す・・・似たようなものなのでしょうね。
扨、昨日の牟呂城の続き。
廣忠が一時期匿われていた牟呂城富永家でしたが結局は、今川、吉良、織田そして松平の間で翻弄され滅亡することになりますが、私は今回の大河ドラマではこの辺り、特に東条城を巡る争いも少なからず描いてくれるものと思っていましたから少々拍子抜け。
「西尾」の名称が出てきたのも僅かでした。
一向宗の描き方としては東西本願寺の坊さんたちが考証と演出に協力しているところから私としてはその「3話」に関してはまずまずの満足を得られたわけですがあのドラマに信長の妹の登場による「おはなし・・・」は必要? と呆れるところ。
あんなものが出てきた時はひっくり返りそうでした。
何度も記しますが若向き視聴者のゲットとはいうもののこれまでのプライドをかなぐり捨て、民放風ドラマ仕立てというのではね。
前回視聴率はWBC野球もありましたが、10%を切ったようですね。
実をいうと私も野球を視てました・・・えへへ。
その牟呂城は高くない単丘ではあるものの北側は水堀、南側は湿地帯に囲まれて攻めにくさが昨日の図からも読み取れます。
現在は墓地と化していて私好みのハカ・テラ・シロのお楽しみ。
案外墓地のままであると開削もほどほど、僅かながら土塁等の遺構を感じ取ることができます。
⑦は井戸跡か。⑨⑩⑪⑫は北側から西、南に廻ったところ。
しかし廣忠が一時なりとも「世話になった」地の寺でかつ「松」がその名に付く(松林寺)浄土宗の寺が何故に消滅の憂き目となるのか。
下図は順成寺近くの交差点。
きっと古い地名は「牟呂」だったのでしょうね。
この字面は東三河に見られますが・・・
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