釋尼妙春=芳春院妙西 「ひうかのかみはゝかた」

温かい春を迎えられることはどなた様にとっても有難いご縁。

おかげさま、おかげさま のなまんだぶ~です。

そして今年初めての除草剤散布作業を。命を奪うことになりますがそれで他の命を救うことにもなります。まぁ坊さんの詭弁の類でしょうね。

 

これから雑草たちとの闘いがはじまります。

まぁ殆ど毎度お手上げ降参レベルになることは目に見えていますが。

昨日はまずもって見かけぬ方々お二人。お参りに来られた年配の母とその娘らしき人たちです。

会釈して通り過ぎたあと、「あの人は誰?」「お寺のお手伝いさん」・・・のひそひそ話が聞こえてきました。  

「もう少し気を使って話せよ」とは思いましたが、昨日は本格的ツナギ姿作業着ではなくトレパンとスウェットにスニーカー姿でした。奥方に言わせれば「いつものことやん・・・」。

大分少なくなった件ですが、時々遭遇します。どうでもイイことですが。

「坊さんだ、という方が無理がある・・・」とも奥方は続けて言いますが、私が他のお寺に行って初対面の方で何らかの作業をしている方がいたとすれば「お寺の方ですか?」と声を掛け情報収集の端緒とするものですがね。

世の人々には作務衣風こそ坊さんの普段着という観念があるようですが、「火宅の僧」(真宗の坊さん)はその風体に拘りません。

要は思い思いの私服でいることが多いですから。

ちなみに私はいわゆる作務衣の類は一つも持ち合わせていません。

 

奥方が「イイから言うことを聞け」とばかりに近くの「皮膚科」の看板の出ている内科医に受診予約の電話をしていました。

するとその医院の皮膚科は以前に診療をした方のみ受診可能と断られたとのこと。

 

だいたいマダニ(昨日)による症状の出現はその原因の潜伏期間が長くおそらく血液検査くらいしかその確認方法は無いでしょうしまた何らかの症状が出なくては診察しても意味なしということ、この辺りの医院では血液検査の判定に一日以上のタイムラグがありあまり意味なし(勿論判定ができない)・・・と言って私は「医者無用」を主張していたのでしたが、「発症して致死率30%」の件を真に受けたようで「死ぬぞ!!」と奥方、「今はまだ困る」と息子が論議。

奥方の母上殿まで参加し何とか医者へ連れ出せということになったようです。

 

結局は現状、あの「物体X」は私の体からは離され皮膚科より内科の領域に入っていることですしやはり今は様子見しかないということです。

「ヤバいな・・・」と思ったらいつもの渥美医院に飛び込んで紹介状でも書いてもらうなりしてそのスジの病院で対応してもらいましょう。

まぁ、何かあったとしても「しょうがない」で納得します。

その時は「葬儀で『ダニーボーイ』でもかけてくれ」と奥方にいうと「いい曲ですね、何という曲ですか?」などと聞かれたら「どうしてくれるんだ!!」。

みっともなくてそのタイトルだけは伝えられないとのこと。「バカにするのも大概にしろ」「そもそもがみっともないのだ」と叱られました。

とはいいながら奥方はニヤニヤしながら右手にピンセット、左手にスマホを持って息子にマダニの除去画像を送っていましたから。

 

昨日はやはりそれを心配してくれている「奥の墓道」氏より、先日記した太陽光パネル詐欺の疑いで特捜のガサ入れを受けた御仁が再び「晴れて」タイホ(4.2億円横領容疑)されたことの感想として「飯ウマ~」とlineがありました。

まぁ悪事の外堀がまず埋められたということでしょう。

悪辣はまだまだ氷山の一角でしょう。

特捜さんの力量に期待しています。庶民の味方です。

 

また報じられた別の件、国会議員殿の詭弁、捏造だの、辞任するだの辞任しないだのの奇怪答弁と合わせて「まさに(血税を吸う)ダニの如し」・・笑止・・・と同調していると奥方が横から口を挟んできて「そのダニに咬まれて死にそうなのはお前さんだろ・・・」と。

一瞬沈黙させられましたがそれでも反論。

「あの手の輩はそのダニ以下・・・ダニに申しわけなし 」。

 

まぁ死に方など選べませんからね、私は受け入れるだけですよ。

「ハカ・テラ・シロも命がけ」をあらためて感じさせられた昨今ですがむしろ内心・・・それで死ぬなら本望と。

どうやら頭がすっ飛んできたよう。

ジェームス・コバーン主演のサム・ペキンパー映画「アイアン・クロス」のラストシーンのカットの如く・・・死ぬときはゲラゲラ笑いながら死にたいものです。

鉄砲の弾ではなくてマダニによる神経系の病・・・それもヨシ。

マダニ感染症状がそろそろ出て来たとしても不思議ない頃ではあります。

 

扨、昨日記した石川数正の墓でしたが、そのお隣には上宮寺でもお馴染み芳春院妙西(釋尼妙春)の墓が。

三河の真宗(現東西本願寺流)再興のキーマンです。

 

①は芳春院妙西尼像(専福寺所蔵)の軸。先般の三河別院東別院会館にて拝観しました。

芳春院こそ三河一向一揆で家康のトリック(詭弁)によって一旦瓦解しかけた三河の本願寺門徒を纏めた立役者です。

 

家康は一揆の後始末、本願寺一向宗の禁教と三河三箇寺(勝鬘寺・本證寺・上宮寺)坊主の国外追放と破却などを行いましたがその20年後の天正十一(1583)十二月三十日付で家康より本願寺に赦免状が下されました。

その宛先が寺ではなく「ひうかのかみはゝかた」。

 

それが芳春院。石川忠成の妻であり水野勝成の父忠重の姉、於大

(家康の母)とは姉妹になります。

息子が石川日向守家成で「ひうかのかみはゝかた」の意はそ

れですね。

書面が彼女宛だったことからも実質「その後」(解体後)の三河本願寺の盟主は彼女だったということでしょう。

 

それにしても宝篋印塔の追補は台無し・・・善意といえどもあのカタチはいくら何でも・・・の感。

 

 

 

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コメント: 2
  • #1

    小山昭治 (水曜日, 08 3月 2023 09:04)

    何とも情けない修復?こんなもんなのでしょうか。私でも目を疑います。
    指定されていない物件はこんなもの。
    当世のやり方なのでしょうね。白か黒か。グレーもありますよ。
    ダニの脅威。何もなく通過されることを願います。
    そうでないとやたら山を歩けなくなります。自然治癒、わが体を信じてください。

  • #2

    今井一光 (水曜日, 08 3月 2023 20:22)

    ありがとうございます。
    これまで他人事のこととして見聞きしていた災いがまさか私自身に・・・というところです。
    野や藪歩き、草刈などでも足元、ズボンの裾周辺に防虫スプレーは必要ですね。
    偶然ですがあの啓蟄の日の夜のニュースでマダニに噛まれてかなり早い発症で亡くなった方がありました。
    全国的に被害が「増えている」とのことですから十分注意しなくてはなりませんね。
    私の場合はまったく知らないうちに這い上がって咬みついて血を吸われていましたが
    痛くも痒くもなく這い上がってくる感覚もナシ。本当に不気味な生物です。
    やはり発症の有無は免疫力によるのでしょうね。
    若い人たちの致死率は低そうですから。
    マダニによってたまたまウィルスを保有していない個体もあるようでまさに運次第。