今ちょっと頭を悩ましていること・・・
昨日14時過ぎ頃にお墓参りの檀家さんから「こんなのありました~」と庫裏に持ち込まれたのが携帯電話。
水屋のベンチに置かれていたとのこと。
水を汲む際、何の気なしに置いて忘れてしまったのでしょうね。
確かお昼前には無かったはずですが、当然にお墓参りの方でしょう。
スグに取りに来られるか電話が掛かってくるかとその携帯電話の前で待ち続けましたがまったく音沙汰ナシ。
高価そうなアイホンですから「若者かなぁ~」「いや若ければスグ気が付いて何か手を打つはず」などという会話が奥方と・・・
問題は電池の消耗ですね。50%を割っています。
通話が通じなくなってしまえば先方からの連絡手段は途絶えます。
拙寺に直接電話を入れてもらえればいいのですが、紛失箇所不明に陥っているとそこまで辿り着かないかも知れません。
拙寺の電話番号は電話帳への記載がありませんし、ネット検索したくても携帯電話が無ければ難しいかも。
そしてその機種にあう充電コードは当家にはありませんしどれを用意していいかもわかりません。
携帯電話店に駆け込むのは早くて日曜の午後遅く。相良にはそのような気の利いた店はありませんし午前中の法事が終わったあとになります。
それまでに連絡があればいいのですが・・・
扨、久しぶりに「月刊住職」を拝読する機会がありました。
その3月号の記事、奈良平群町のメガソーラーの記事に注目。
平群町といえば信貴山でお馴染みでかつて「奥の墓道」氏ともうろついた地でもあります。
近くのホテルには拙寺のバス遠足で宿泊しました。
最近、マスコミから干されているというあの胡散臭そうな
コメンテイターのミウラとかいう人と詐欺容疑によって東京地検特捜部に晴れてガサ入れ踏み込まれたその夫の生業がそれでしたね。
要はその女史殿は「詐欺の片棒」のイメージです。
10億のカネを詐術でもって奪ったとのことですが、訴えられているそのご主人さまとそのセレブを装う奥様(他のネット記事)とは笑わせます。
犯罪の匂いがプンプンしだしたところからマスコミは「切る」方向となったのでしょうが、ハナからもっとマシな人間を使っていればいいと思うのは私だけ?
気色悪い不気味を出して視聴率をあげよう・・・なんてことがあったとしたらゲスの極み。
それを採用していた番組も「片棒」と揶揄されても仕方なしでしょう。
まぁ私にはどうでもイイことです。
その件、特捜部の成果を見守るとして、それだけ太陽光パネルは「カネになる」ということでしょう。
裏で色々な悪徳が暗躍、政治屋様の噂も出てきていると聞きますから。
太陽光パネルは花の蜜の如く・・・魑魅魍魎が跋扈している態。
そちらの記事の件、要約すると
①事業区域約48ha(甲子園球場約12個分)で平群の森林の伐採、切土盛土工作で平坦にし、その上に5万枚以上の太陽光パネルを設置するという計画。
②その開発行為に関して奈良県は早々に承認済み。
③設置開削予定地の下部に住む住人980名が工事差し止め訴訟に及び現在工事は中断中。
④その承認過程(説明会等)でデータの捏造が発覚。
熱海の土石流被害を想像しますね。
その月刊誌の着眼は訴訟の主たる、下流部の土砂流出による地域の被害想定もそうですが、古くから日本の歴史に登場するその地の自然環境と歴史遺構を破壊してもいいのか・・・という提起がありました。
私も奈良の摩崖仏に魅了されて彼の地の山間部にハマっていますがそれはそれはその記事を拝見して憤らずにはいられませんでした。
予定地の古道脇に室町期の地蔵摩崖仏があることは以前から知られていたそうですが工事業者は既にその岩を壊すために摩崖仏を切り取ってしまったといいます。
その暴虐について奈良県の指導は無かったそうで、その理由が「無指定だったから・・・」だそうです。
先日も三河土呂の蓮如堂跡地の開発の件を記しましたがその風潮(自然景観や文化財を破壊してもカネが第一)、このままで「いいのかね・・・」というところ。
奈良県あたりだと鎌倉以前のものでなければ「文化財指定」はないという感覚はわかりますが、かなりの無茶を放置しますね。
すべて裏にはカネの匂い。
「罰が当たる」とは言いませんが、現世に生きる私でさえそれを見て恨み辛みを重ねる始末。
「知らねぇよぉ・・・」です。「そ~れ見ろ・・・」と云われないよう。お天道様は見ています。
日本人全体にバチが当たるが如く・・・嫌な世ですね。
奈良県は文化発信の起点と思っていましたが裏切られた思いがしますね。愚かで酷くまた哀れ・・・信用失墜です。
壊してしまった遺物は二度と元には戻りません。
画像は「月間住職」3月号から拝借。
②から切り取られて③と④に。
残った③は破壊される予定とのこと。
騒ぎが広がった頃合いに「マズイ」と思った業者が既定路線着手、④でヨシにしようと強行したという図でしょう。
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