昨日檀家さんからお聞きしたその方のお父上の件。
92歳になる独り暮らしの方。
以前奥さんが亡くなられての出棺お勤めの際、仏前に添えられた洋菓子、モンブランがあまりにも美味しそうで。忘れられない一場面。
先般骨折入院のため予定していた奥さんの法事を繰り延べにするという連絡がありましたが、9月に退院して様子見していたものの体力の低下から「独り暮らし」は断念し、このほど施設に入所することが決まったと。
手押し車での歩行は自宅の構造上無理がありますからね。
今後自宅にはだれも居なくなるとのことで寺からのお知らせの類は回文ではなくポストに投函できるものにして欲しいとのことでした。1週間に1~2度は誰かしらが訪れて確認するそうです。
どうやら決定的な体力の衰えは骨折よりも病院でコロナに感染しその治療のための時間だったそう。
ご当人は陽性になったものの、これといった症状は現れなかったのですがウィルス退治のための治療薬が処方されてそれが体にとって「相当なダメージ」となったようです。
「ベット上で横になっている」ことが体力消耗に繋がることもそうですが、たくさんの体に合わない薬を取り入れること自体それぞれの副反応との闘いとなるわけで。
各ウィルス対応のワクチンにしろ一般の何某かの薬にしろ、人によってはその副反応は著しく現れることがありますからね。
さて、昨日は安城の赤松本楽寺について記しましたが拙寺寺伝には「赤松」に加えてその本楽寺の地を「桜井」と称しているものがあったりします。その意が単純な錯誤でその地名を記しただけのか意味がわかりませんが、安城でもそれらの地は比較的遠くないことは間違いありません。
ちなみに祖母の出た法行寺は「桜井」ではなくその向こうの「東町」という地になりますが、その地はよそ者の私にとっては「桜井」の感覚ではありました。
まぁどうでもいいっていえばどうでもいい話ですが、地名というのはその成り立ちを知ると結構に面白いですからね。
その赤松から桜井方面に向かうに、その間に「堀内」なる地が
あり堀内公園があります。その通り沿いの土塁の上に堀内貝塚の石柱とその貝塚があって(場所はこちら)前方の交差点信号もありますがどうしても目に入ってきます。
貝塚内部の様子があたかもケースを設置しているが如く小さいながらもガラス板を通して中を見ることができるようになっているのです。通行人に「どうぞ」と言わんばかりに。
地形を利した、なかなか面白いアピールと展示方法です。
近くに公園入口と駐車場がありますのでそちらからゆっくりどうぞ。
駐車場入口の向かいにはイチョウの独立大木(樹齢350年)があって①⑦安城市の天然記念物になっていることが掲示されていました⑧。
今は大量の銀杏を落としたあとの「黄色い絨毯」が間近という頃。
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