川崎幼稚園の悲劇から1カ月、あれだけ大きな事件で社会を騒がせただけに巷の記憶は未消化の様。
国も放置はできないということでセンサー等の安全器具の車内設置を進めるとのことですがやはり「やった感」。やっつけ仕事の雰囲気が漂っています。
それで今回のことを手打ち、幕引きとするのでは亡くなった子供と遺族には申し訳ないこと。
だいたいあの件以来、各地で同じように児童の車内取り残し事案が発生しています。そもそも人為、そのミスはつきものですからね。
そして車内にセンサーを置くから大丈夫・・・なる意見がありますが問題はそれを運営するのは人間だということです。
たとえばエンジンを切るとアラームが必ず鳴るというシステムがありますが、①やかましい②スイッチを後部座席まで行ってOFFにするのが面倒③電源が切れて(故障して)未修繕などなど漫然とした日々の行動の中、色々な人為とミスが発生することが考えられます。
センサーなどの補助機械に依存すれば、基本的安全管理(目視と出欠の照らし合わせ・・・)が蔑ろになりえます。
先般もプロ中のプロである救急車の救急搬送員が車内装備のAEDを使用しようと用意したところ「電池切れ」で使用できなかったという事案があったといいます。
日常のメンテナンスを欠いたための事案でした。機械がアテにならないのは人間と同じ。
そして昨晩は園児に「その時」バスの「クラクションを押そう」というイベント映像を視聴しましたが、子供たちはそのクラクションを鳴らすのに相当の苦労をしている様子が映されていました。やっとこさ力を出して鳴らせたる子もいればそれができなかった子もいたようです。
その場面を視て思わず苦笑しました。
あそこにいる大人たちはクラクションといえばハンドル中央の重たい部分にのみしか思い浮かばないのか~の寒気も感じました。
車好きの人なら誰でも知ってるトグルスイッチ。それならば幼児の指一本でクラクションが鳴らせます。
何故にその発想に至らないのか不思議でなりません。
幼児に全体重を載せて鳴らすことを教えるなんて・・・
新たにホーンをエンジンルームに装着してもヨシ、既存のクラクションから配線を引っ張てもヨシ。
トグルスイッチは単体で1000円もしませんからね。
ヒューズとコード、取り付け器具を入れてもDIYならば予算2000円以下、プロに依頼しても工賃込みで10000円はかからないかと。
なにより自家用車に着ければその取り残し防止になります。
ただしキーを抜いても鳴らなくては意味がありませんから、子供がやたらと鳴らしてそのたびに飛び上がらなくてならなくなるということは覚悟してください。
そこはよく言って聞かせて・・・
何度も記しますが大の大人がバスの大きなハンドル中央のクラクションに園児の体重をかけさせて鳴らすことができたところを手を叩いて褒めているシーンはかなり滑稽に感じました。
さて、連日の山中八幡宮(昨日)です。
国道1号線より近い場所に登攀路と看板があります①②③。
石柱には「御開運御身隠山」とありますが、家康が一向一揆勢に追い込まれてこの山に逃げ込んだ際、洞窟に逃げ込んでギリ助かったという伝承があります。
家康が追い詰められて「隠れて敵方の探索をやり過ごした」という話は各所に残っているようですが(たとえばこちら)こちらもその手の伝承の一つ。
まあその話の内容は何か違う事案と混同したか創作という思いがしないでしはありませんが。
家康が一揆勢包囲の城砦に籠城して攻め立てられたなどのシチュエーションは考えつきませんからね。
要はありえないような僥倖降臨が起こったということなのでしょうが、コレも「ヤマ―カミ」の奇跡ということでしょうね。
敵方探索の際、鳩が洞窟から飛び立ったことから「この洞窟には人はいない」の判断がされたとのこと。
境内、昨日の百度石と本殿の間左手には「御開運竹」が。家康を讃える社でした。
しつこく記しますが私ども真宗門徒は縁起を担ぎません、「持ち前の通り」というヤツ・・・
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