つとめてやむな 本多光太郎 評定河原球場

13日午後1時からの法要はおそらく台風通過によるドカ雨の時間のよう。

拙寺としては淡々と予定通りに法要を進めますが、参拝は無理にその時間にこだわる必要はありません。

天候回復後にゆっくりとどうぞ。

 

昨日は朝からドカンと降っては止み、青空が見えたと思えばまた土砂降り。その繰り返しでしたね。

私はやはり自宅で「待機」(何もしない)でした。

午前中からのんびり「MLBアット・フィールド・オブ・ドリームス」を視聴していました。

奥方は「ずっと付き合っちゃあいられない」と降雨の間隙を突いて、買い物に一人で出かけていました。映画の方は以前しっかり観ていて「あと2、3度は・・・」とは言っていますが。

 

近くのマーケットで食品類を漁っていたようですが、いつもと違って店内商品も豊富かつ「スゴイ混雑」をしていたとのこと。

お盆の人口大移動が始まっているということでしょう。

 

テレビでは行楽地先で家族で発症するなどの例を報じていましたがさぞかし当事者は面倒な事になっていることでしょうね。

何よりもその受け入れと措置、帰るに帰れない、それでいて家族全員を隔離しての宿泊先の手配など到底不可能な話。

各地医療機関で大変なところ、多いのでは・・・。

診療など放棄して「お盆休み」を取ってしまえばいいのにね。

医師・看護師たちも「付き合っちゃあいられない」でしょうに。

手に負えないから放置、結果市中に・・・そして感染が溢れる・・・という構図になっています。

 

MLBのそのイベントはまさに洒落ています。

相当以前(1989)に上映された「フィールド・オブ・ドリームス」という映画に擬えて映画で使用された球場の隣にMLBがトウモロコシ畑を開墾、新たにMLB規格の球場を作り、レギュラーシーズンの試合を開催するというもの。

アメリカの伝統、ベースボールゲームの祭典のようなものですがこういった企画のスケールの大きさには驚かされます。

広大なトウモロコシ畑の広がる超がつく広大さもそうですが・・・

昨年でいえば全米で600万人が視聴したというほどの人気イベントになっています。

 

その映画では主人公(トウモロコシ農家)が、ある不思議な声によって自らの農場を野球場にしてしまった・・・というストーリー。

主役ほか特にその眼差しに特異を感じるジョー・ジャクソン役のレイ・リオッタが印象に残っています。

ちなみに彼は今年5月に68歳で「トウモロコシ畑に入って」しまいました。

命には限りというものがあるのは知っていますが、その年齢はちょっと若いかと。

 

さて、日本でも野球好きが球場を手掛けるなどの話は耳にしますが岡崎出身の偉人で物理化学者の本多光太郎がその人。

岡崎東公園に光太郎の銅像と移築された生家がありました。

 

本多光太郎は学長(6代目)だった東北帝国大学の付属球場(評定河原球場)にスタンドを寄贈したというもの。

その名は仙台藩の評定所があったことから・・・

一昔前まではこちらでもプロ野球が開催されていてやはりその狭さ(両翼92m、中堅107m  ~デイゲーム専用)からホームランが頻繁に出たとのこと。

 

尚、「つとめてやむな」は本多光太郎の言葉。

「待機」ばかりしている私などダメダメです。