昨日は消防署員の方をつかまえて、仕事の内容根掘り葉掘り。
私の興味の1と言えば去年起こった家庭用品メーカー「レック」吉田工場の火災の件。
消防署員3名と警察官1名の命を奪った稀なる火災事案。
私が映画の中でのみしか覚えの無かった「バックドラフト」の語とその脅威をあらためて知らされたものでした。
つい最近まで近くの道路からその無残な姿を晒していしましたしこの地域の人はその大火災の件知らない人はないでしょう。
「あの日のことは忘れられない」の如くの感、署員たちにはその残像が未だ頭から離れることがなく精神的ダメージを引きずっている様でした。
火災消火にあたっての第一の命題は署員の人命であることは当然のこと。
そのプロフェッショナルな精神で消火活動に当たろうとしてもそういった事故は起こってしまうのです。
あれから幾度か研修会が催されたと。
私ども坊さんはそれを「まさかの坂」などと語呂を洒落て言ったりもしますが、まさに信じられない、想像を超えるようなことがこの社会では頻繁に起こっていることも現実。
たまたまそこにその「坂」があったのでしょうが、ちょっとしたところにその坂を転がり落ちないで済む「何か」があることも事実。
注意深くそのヒントに気づくことができる幸運に巡り遇いたいものです。
その興味の2は先日記した一過性脳虚血発作(TIA)の諸症状の状況があった場合、「即座に119」の可否についてです。
勿論、その症状の場合は考えることなく間髪入れず「119」を・・・とのことでした。脳梗塞のヒントですからね。
ヤバい、いつもと違う・・・と思ったら即「119で」OKです。
「何でもなかった」ということで回復したとしても「心苦しく感じる」は何ら不要。
救急隊は「何事もなくて良かったですね」の心情だとのこと。
何故ならそれが仕事だから。
ちなみに救急ヘリは浜松から飛んでくるそうですが、第一報のドクター判断でヘリは離陸するとのこと。
飛び出したあとから近隣病院で対応が可能であると判明したとしても「良かったね・・・」で帰還することままあるそうです。
できる限り早く対処するために現場の報告から判断してヘリが「まず飛びだす」ことがあると、このシステムは素晴らしい。
利用しない手はありません。ヤバい、いつもと違うを感じたら「119」へ。手遅れになるより「良かったですね」。
さて、藤川本陣の裏手。
谷間にある藤川宿の国道一号線や名鉄側、そちらには石垣のある景色が。
こちらが本陣の結界となる石積みです。
こちらに来て二つの植物の名を知りました。
「からむし」「むらさき麦」なる植物です。
「からむし」は綿や麻より古い時代の糸の材となる植物とのこと。私どもの古い古いご先祖様がそれにお世話になっていたようです。
「むらさき麦」は最近の藤川宿の町おこしの主役。
芭蕉が「ここも三河 むらさき麦の かきつばた」と歴史的根拠もバッチリ。
藤川の藤・・・「むらさき」と通じます。川は山綱川ですね。
その川が作った谷ということになります。
コメントをお書きください
がつお (日曜日, 03 7月 2022 11:46)
脳梗塞の話ですが、医者の方にも多少問題はあるのかなと
父が脳梗塞っぽい症状(遠くを見つめ反応なし、両手を上げても維持できない)で救急車を呼んでかかりつけの病院の救急へ
しばらくして呼ばれていくと本人多少取り戻したようで医者も「これ本当に症状ありました?」と
それでも普段から考えると呂律がおかしいのでその旨伝えてMRI検査に
結果血管が一部細くなっていて即入院に、入院後数日間は麻酔もあったのでしょうが意識はなく、担当医からは目覚めてみないとどうなるかはわからんと
結果後遺症もなく復帰しましたが最初の医師の判断で連れて帰っていたらどうなっていたかと
今井一光 (日曜日, 03 7月 2022 18:45)
ありがとうございます。
それを言っては・・・とは思いますが、私の父の場合だとその際の医師の対応は大いに不満と不審の感が残りました。
私は父の「呂律が回らない」を見て、即座に動きました。
救急搬送を依頼。
父は自分で着替えて自分の足で車に乗り込みました。
病院は市外の病院です。榛原病院には脳外科はありませんからね。
病院の医師からは「血栓溶解剤の対応は無理」と言われ、カテーテル手術にするとの判断。
「じゃあ言ってくる」という具合にニヤニヤしながら手術室に入りましたがその後、亡くなるまで昏睡状態、意識は戻りませんでした。
私はあの様子を見て瞬時に対応したのにも関わらずですからね。
血栓溶解剤を使うか使わないかの線引きもきっちりとしていない感。
それを眼前にしただけに「早く早く」の気持ちがありますね。
被害妄想でしょうが、医師(あるいは研修医)が腕試しでカテーテル手術を行って失敗したといったところ・・・ずっと頭から離れません。あの女医さん・・・