午前中は境内諸作業の続き。
今年一番の寒さで鼻水垂らしての時間でした。
午後4時から飛び入りのミニ法要がありましたので昼には早々にあがって沸かしてもらっていた風呂に飛び込みました。
贅沢な身分とは思いますが、長湯は冷え切った体に一番、最近になってのジジイ度進行の証・・・背中や肩の痛みが一瞬間ではありますがラクになります。極楽気分たまりません。
最近は冬の風呂で亡くなる人が増えているといいますが、それならなるほど文字通りの極楽湯。
やはり父は冬の風呂場で倒れたことがありましたが母が「あの時はどうにもならなかった」と言っていたことを思い出します。
裸のままの父は重たくて服を着せるにも動かなかったということです。
母は「寒かろう・・・」とひしゃくでお湯をかけながら救急車を待ったという笑い話がありました。
その後父は奇跡的な快復があったわけですが、奥方と「風呂場で倒れたら」が話題になると「お湯をかけてやるから心配するな」となります。
しかし「湯ぶねの中で・・・」となるとまず話は違います。
心疾患など血管の異常や血圧変化で卒倒してしまうとそのままお湯の中に沈んで溺れてしまうからですが、奥方はそっちの方が心配のようで最近は「膨らんで浮かんでいたらヨロシク」と言って風呂場に向かいます。
「1時間もすればいい出汁がでてるべ・・・」ですが・・・。
世の中には・・・圧倒的にご亭主がされる方でしょうが・・・苦労して伴侶を風呂場から引き釣り出さなくてはならないような例が多くあるようです。
風呂は家の中で最もリスキーな場所といいますのでこの年になるとお互いの風呂タイムくらいはチェックする習慣は必要ですね。
一人住まいとなれば風呂こそ命がけ、風呂場の温度くらいは気をつかわないとね。
酒などひっかけて「ひとっ風呂」など・・・ヤバイでしょ。
4時からの法務は今年春先に会社内で食事中に突然死したというた方でした。一人住まいでさらに遠方のことで不審死ということから警察が入り、葬儀もしていないとのことですが、さらに遠隔地の墓に納める前にお念仏を・・・ということでした。
風呂、風呂とその危険性について記しましたがそれに限らず身近な生活の中、どこにでもリスクは転がっています。
死というもの、一つの縁ですね。
さて、昨日の電話に檀家さんから「今年の焼き芋はヤバイ・・・」の警鐘がありました。
大晦日の除夕鐘は前年と同様、控えめとなることは了承済み。
しかし暖をとるために「焼き芋」の販売は例年通り計画していたところ、ここのところのすべての値上げラッシュの中、特筆的な高値となっているのがイモだそう。
焼き芋ブームとやらもあってイモの取り合いになっている中、産地のイモの市場入荷が激減していると。
昨日の電話では例年1箱800円がこれから2500円近くまでになりそうといいます。
毎年100円というのが拙寺の売値ですが「とてもじゃないけど
1個100円なんてありえない」と婦人部のみなさんからも。
毎年100円というのも利益ナシですから・・・
除夕鐘は午前11時開始。10時45分より本堂にて正信偈。
なんとか無事にすごせますよう。
①②は嫁に出た妹の娘に男の子が生まれて、お祝いのお返しの包装紙に入り込む当家の足の悪いネコ(股関節が生まれつき変形していて右足が伸びたままになっています)。
昨年は当家の古株「氏真」、先日はその母「寿桂尼」が天寿を全うしましたが、彼女の拙ブログ登場は久しぶり。
大切にされて元気なものですよ。
当初は獣医に「足を切りなさい」と手術を推奨されましたがそれは無視。まったく問題なく生活しています。診断もいい加減なもの。
彼女は悪い足についてその不都合を無視してまったく気にしていない様子です。
ネコというものの達観は人も見習うべきですね。
ちなみにその妹の孫の名前は「怜恩」。
今風とはいえかなり仰天の名です。
息子がそれを聞いて「ジャン・レノじゃん・・・」と。
映画好きは私と同じでその件は私も同感です。
まぁそのものズバリ(プロの殺し屋の名)ですからね。
そしてその劇中に流れる「Shape Of My Heart」とその詩は幾度も聞いてまた読みかえしたものです。
「Meditation」から始まって「My Heart」のカタチ・・・とは。昨日ブログも「心」がテーマでしたが自分のハートほどわからないものはナイですからね。
そして妹の娘に御礼の電話をかけました。
お参りに来たら私からのご挨拶として「レオンをさかさ吊りにしてあげる・・・」というと「洗礼ね」と軽く返されました・・・
大分大人になっていましたね。
彼女もその弟もその「私の洗礼」とやらの「昔、悪い叔父にやられた」という伝説は両親から聞いて知っています。
その姉弟は私よりもその両親に向かって「何故止めなかったのだ」と問い詰めているところは奥方が笑うところ。
その「レオン」を観たことがあるのかまた内容を知っているのか私は知りません。
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