司馬遼太郎 「峠」より先に「燃えよ剣」壬生の鶴屋 

午前中は門前に長い間放置していた陶器類をどうするか思案した挙句、水洗いして乾燥、軽く新聞紙に包んで新しいプラケースに整理してテラスの棚の下に放り込みました。

中には日露戦争あたりに従軍したどなたかの除隊を記念して作られたものであろう杯が出てきて「とりあえず」保管ということにしました。

まぁどうせ息子がある時それを引き釣り出して「イラネ・・・」とばかりに処分されることでしょうが。

 

丁度その「ガラクタ」を整理していると御門徒さんで、ある道の講師をしている方が、自身のたくさんの道具類資材が積まれた部屋についてその相方から「イイ加減片付けてもらえないか・・・」とよく言われてしまうとのこと。

しかし、あとの事などはわかりはしませんが「なかなか自分の手で処分などできるものではない」と。

よくわかりますね。家に残っているものでさえ処分に躊躇しているのに私の気持ちの籠った品々をイザ片付けて・・・と言われてもどうしていいかわかりません。

 

当家の場合さすがに古文書の類は残されるはずですが、私の個人的趣味のものなどどうなるかなど、分かりはしませんからね。

まぁ息子に任せるのみですが。

 

というわけで午後からは浜岡の叔母の家にて片付けの続き。

金物と燃えるゴミを軽トラ1車処分場へ。2回戦目の金物は自宅まで持ち帰って当地の回収日に合わせてゴミ出し。

帰宅した際は暗くなっていましたが、ウソのように暮れが早い。考えてみればあと2か月もすれば冬至でした。

 

畳を処分したのちは「あとは楽勝」などと超楽観の躰でいましたが細かい処分品の分別があって一言でまったく辟易です。

 

昨日は満タンのヘアスプレー缶を「何とかして」と奥方が。

バールを片手にしていたためそれで一気に缶に穴を開けたところ、強烈な勢いで液体の噴霧を浴びてしまい以後自身から発するその匂いで気分は最低・・・クタクタの一日でした。

 

さて、今年の日本映画でも楽しみにしていた「峠」(人物は河井継之助)の公開が2022年にズレ込んでしまったことは残念でしたが何と同じく司馬遼太郎原作の「燃えよ剣」が映画化されて昨日から公開されていたのでした。

 

どちらのお話も感情移入すれば相当歯がゆいものになりますが、爽快に討幕派をやっつけるところは気分がイイもの。

やっぱり主人公は「こっち側」でないとイケません。

特に新選組を扱った色々は枚挙に暇がありませんが、この「燃えよ剣」はその元祖といっていいかも知れませんね。

小学校の頃のチャンバラごっこが思い出されます。

 

殆どが彼らのイキのいいところといえば京都が舞台となりますが、画像は新選組発祥の地といわれる壬生屯所旧跡にあたるお菓子屋さん、鶴屋の図(場所はこちら)。その奥が屯所跡になります。

金戒光明寺や西本願寺ほか名所の数々、出てくること必至です。チャンバラの最高峰でしょうね、新選組は。史実というところがまた面白い。

日本映画でも好みが合うものは観賞に行きたいですね。

もっとも洋画の方も最近はご無沙汰ですが。

 

奥方を誘うも「映画館はおしゃべりはないし換気もイイが・・・・まだ恐ろしい」と。