当地周辺の不動産の動きが硬直化していることはブログでも度々記していますが、昨日は意外にも「やっと買い手が付きました」との件。
まぁその手の売買についてはタイミング(たまたま買い手が現れる)以外何物でもありませんが何より「良かったね」でした。
亡きご主人が手に入れた趣味の別宅だったそうですが、本宅からかなり離れていることと、子供たちも「いらない」と継承者不在の現実には「頭が痛い」と聞いたことがありました。
それが「満足がいく金額とはいかない」が何とかケリがついて肩の荷が降りたと。
ここでも「有無同然」。
購入者は首都圏の方だったそうですが、そちらの不動産が「住宅」ではなく今少々流行の趣味の「隠れ家」的なものだったから値が付いたのでしょうね。
その前、別件聞いた話では、ある方の隣家の物件で上物建屋を壊して更地にするということで購入を依頼されたそうですがやはりお断わりしたそう。
「タダでもいらない」レベルの土地が増えるとなれば当地の活性化など程遠いことだと思った次第。
その土地は囲繞地であって隣の家への譲渡が約定できない限り第三者の買い手は皆無です。
まぁ特殊な例なのでしょうが、不動産譲渡に関して頭を悩ませている人がたくさんいます。
人がいなければますます不動産の価値は下がります。
相良に「移住したい」と思わせる施策が渇望されますが・・・
さて、昨日も記した遊行寺の塔頭、長生院小栗堂ですが、大鋸の坂道(国道1号旧道)から境内に入ってスグ、あの上杉禅秀の乱の「藤沢敵御方供養塔」がある段の道を隔てた向かいに「小栗判官墓所入口」の石柱が立っています。
その小径の途中に逆修六地蔵や酒井長門守忠重の墓などが並んでいてその突き当りが小栗堂となります。
こちらにはその石標の通り小栗判官ほか10人の家臣の墓があります。
歌舞伎・浄瑠璃で超がつくほど有名な人ですが、たくさんの演出、創作があって本当のところはよくわかりません。
とにかく「墓」があるという事実。
墓があればその人物の死があって生があったということになりますが・・・
その墓域正面には「小栗判官眼洗之池」なるものがあって石橋で繋がっています。
はかの中心に小栗判官、その脇、左右に彼の家臣「十勇士」の墓が並んでいます。
まず気になる墓石のスタイル。
宝篋印塔の隅飾りの部分は古の雰囲気を漂わせています。
しかし塔身部分が五輪塔の水輪の如く球体になっています。
また真ん中の小栗判官のそれ、相輪部分の装飾は過剰。
おそらく後補ではないでしょうか。
とにかく謎多き小栗判官だけにお墓といっても、今一つ合点には至りません。
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