毎日いろいろなことが巡って考えさせられることはたくさんあるものの、どちらであってもただ見守るのみの私があります。
「関わらなければそれでいい」といった狡さもありますが、何をしようにもどうにもなるはずもなく。
やはりただひっくり返って傍観しているほかありません。
まずは最近の「爆発的」なもの3つ。
①は当然、コロナの「感染爆発」。
昨日は当地牧之原市も「まん防」に名乗りをあげ静岡県も川根町を除いて「緊急事態宣言」の指定とあいなりました。
デルタ株の蔓延爆発にお手上げの躰、また昨日は五輪やりたさに公表を控えたラムダ株についてまた新たに「ワクチン効かない」のニュースがありました。
②は驚異の8月の長雨による「河川爆発」。
昨日も各地の被害状況をモニターにて。被災された皆さんの苦難はいかばかりかと想いながらそれを「自身の事」と置き換えて・・・と。諸行無常の四文字を思い浮かべます。
③諸行無常は人の為すことすべて。
米大統領の思惑を超えて爆発的侵攻を許したアフガニスタンの様子は圧倒的を感じました。もう「まかせる」ほかありませんがそもそも20年前アメリカのアフガン侵攻によってそのタリバンを追いやった際の元の状況に戻さないでいただきたいものです。
一つのイスラム国として見守っていくしかないでしょう。
要はテロリストの温床としての国家ではなく、より成長と安定を望む立派な国家として。
イスラムの教えのみを強硬に推し進めるのではなく他宗派、他民族を認め合う「民主主義的」政策を執っていただきたく思いますが・・・。
もはやタリバンを今までとは違う温かさ優しさをもって認め見守りまた尊重し、育てていけないかと思ったところです。
国際的な制裁を解除しつつ、産業の育成に手を貸して相互の穏和を目指すその他はありませんよもう。
ただしカラシニコフやRPGなる対戦車砲を片手に旧大統領府の大統領執務室にて記念撮影をする彼らの姿を見てそれが可能かどうか少々の疑問はありますが。
昨日のカブールの空港の様子は、映画の一場面の如く。
国家末期、首都陥落の際、人々が国外退避、出国脱出を図ってパニック状態になるといった場面ですね。
しかし彼らへのアフガン解放の爆発的侵攻の早さに一番驚いたのはアメリカだったでしょう。まぁ見誤ったことは致し方なし。
そもそも20年経ってもどうにもならなかったタリバン勢力の一掃について「諦めた」というのが今回の「爆発」に繋がったのですが「諦めた」からには今後アメリカの直接的関りは切れて人的にも経済的にもラクになりますしこの件、「アフガンのことはアフガンにまかせる」という本来あるべき自然体でもあります。
しかしそしてまた案外と苦虫を潰しながら見守っているのは中国ではないでしょうか。何と言ってもアフガニスタンという国の国境を見てわずかながらですが北東方向に中国と隣接していることがわかります。
その先にあるのが今、中国が迫害しているという噂の「新疆ウィグル自治区」ですね。
中国が排除したいイスラム教を国教とする建国についてはまず寝耳に水だったでしょう。
国の西に反中国の国ができるということになりますから。
それだからこそと思えますが、中国が真っ先に「承認します」とアナウンスしていました。
そもそもバックアップする大国はロシアも無理でしょうから(かつて長期に戦った経緯)。
ロシア、アメリカが散々手を焼いたタリバンです。
ここはこうなったからにはアメリカはタリバンと一気に仲良ししていけばよろしいかと。
和平友好と支援により国の経営を助けるというのはいかが。
やはり「風と太陽」。
日本だけでもこれまでアフガン支援に7000億円を出しているといいます(アメリカは220兆円)。
それを生かすのかゼロにするのか、いやもっと大損するのか・・・私にはわかりません。
ただ、そのまま締め付けを続けていけば、経済力の無い彼の国は違法行為(アヘンなど)に手を染めることは必定。
国内の統制力も未知数で次の混乱も控えていそうです。
他の被制裁国家の支援があったりすれ反米テロ国家に逆戻りする可能性もありますね。
ただしタリバーンも再び無茶をやって自壊することは避けたいはずですから国際社会を意識した人権を尊重した国家運営を心がけようと努力するはずです。
ここはひとつアメリカはタリバンと何とかうまくやっていただくよう頭をひねってもらいたいものです。
一昔以前は対ソ連でうまくやっていたのですから。
さて、国内勢力二分して兄弟縁者真っ二つの長期にわたる覇権争いといえば応仁文明の乱。
当初の激戦地は京都の中心も中心御所の北側、室町花の御所と隣り合わせの相国寺での戦い、陣取り合戦が有名。
西軍:山名宗全・畠山義就・斯波義廉・朝倉孝景・一色義直・・・・
東軍:細川勝元・畠山政長・斯波義敏・京極持清・武田信賢・・・・
東軍優位で進んだ戦いで相国寺は東軍の陣。
そこに西方の切り札大内政弘が上洛して余裕の形勢逆転。
そこに起死回生の東軍は反転攻勢をかけて大成功、逃げ惑う西軍諸将はこの池の中七転八倒、多数の討ち死にがあったとのことです。
戦争というものは一部お偉いさんたちの考える覇権の争い。
無意味無駄の戦いに人の命が消耗されることは古今東西変わることはありません。
こちらは賀茂川から禁裏に引かれる水路の中継苑池のような場所。水路を通っていく水は血に染まったか。
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