昨日で晴れが3日続きました。
自分的には「梅雨明け」ですが、気象庁も慎重のようです。
色々な場所で線状降水帯が発生してドカ雨を降らせていますからね。
梅雨明け宣言もそうですが「宣言」などいうものがいかにアテにならないものか。
まぁお天気の方はあとになってからでも「実は・・・」という具合にその宣言があったりしますからただの気分程度のことと割り切れますし、さしてどうでもいいこと。
しかし好天は何よりのことなのです。
昨日も4回に分けた盂蘭盆会法要のうちの3回目が催されましたが朝から日光に恵まれベストコンディション。
御多分に漏れず皆さんより「暑い」の連呼がありましたが、各地に見られる土砂降り荒天の景色とは真逆であってそのこと(暑さ)に文句を言っちゃあ・・・申し訳ないこと。
それほどの「仕合せ」がないと実感しなくては・・・
恵まれているのですよ、相良の衆。そしてこの私も。
さて、盂蘭盆会の御和讃の拝読タイム、私は聖徳奉讃6首(正像末和讃83~88)と決めています。
これは今年の聖徳太子1400年御遠忌に合わせたものではなく盂蘭盆会といったらコレということで。
なぜならば親鸞聖人は聖徳太子を観音菩薩の化身であるとし、また父として母としてあると仰っているからです。
聖徳太子関係の和讃は親鸞さんの80歳代のものばかりでいわゆる最晩年。
父母への思いが噴出してきたとしても不思議はないところですがその件、人として「そんなものなんだろうな・・・」と納得もさせられます。
私はまだまだその域に達していませんが。
そして私が毎年その聖徳奉讃の拝読する夏、毎度感動する場面が出てきます。
それが
「救世観音大菩薩
聖徳皇と示現して
多々のごとくすてずして
阿摩のごとくにそひたまふ」 そして
「無始よりこのかたこの世まで
聖徳皇のあはれみに
多々のごとくにそひたまひ
阿摩のごとくにおはします」 の「多々と阿摩」の件。
この「多々」が父で「阿摩」が母であることは推測できます。
そのあとに続く
「大慈救世聖徳皇
父のごとくにおはします
大悲救世観世音
母のごとくにおはします」
かつてその和讃を拝読し始めの頃、素人目にもその意(父と母)を間違いないと確信に至ったわけですが、私はその際、「ウソだろ・・・」とも感じたものです。
その音が「多々」(タタ 父)で「阿摩」(アマ 母)。
そうです、タタはパパでアマはママ。日本ではもちろんのこと西欧世界でも使われている語の音に酷似しているのです。
その音は世界共通なのか・・・と驚いたのでした。
言葉の発祥、起源の説は色々あるのでしょうが、元はといえばその語はインド、アジア系の語と思われます。
地球は繋がっているということなのですかね。
私にはタダの偶然とは思えないのです。
①②は真宗大谷派の発行した「ほとけの子」No.1。聖徳太子パンフ。③④はジュニアガイド。とはいえ大人が見ても新しい発見多々あり。
この2つを今回の御門徒様へ配布させていただき法要後のお話をさせていただきました。
特にジュニアガイドは奈良博(奈良国立博物館)とNHK大阪放送局ご担当のご厚意とご尽力によって手配することができました。聖徳太子の図も若くて好感が持てる現代風で一目見て気に入ってしまいました。お手配感謝します。
奈良博には今後もお世話になりますのでよろしくお願いします。
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