そろそろヤバいよ十三重塔 奈良円成寺 崩壊危機

五輪開催の地トーキョーの再々々々の緊急事態制限とやらのお触れがありました。

その挙句「五輪だけはヤル」には大いに呆れますがしかしその宣言、「します、しません」の動向にいったい何の影響があるの?と感じるばかり。

「一つのメッセージ」というハナから割り切っているフシもありますがハッキリ申しあげてその宣言、効果ナシの感。

 

あたかもママごと遊びの「宣言ごっこ」の様で・・・。

都民のみなさんの今のごく活発な現状を見て「もはや何の自粛を期待しての宣言なのか・・・」というところと同時に「五輪はヤル」の前提があってのまっく奇妙な発信でした。

 

記者会見の様子がテレビモニターから流れていましたが、私が合点したところといえば記者団の質問に対してガースーはまったく「応えていない」ということ。

記者の質疑にはまともに「応じるな」、世間話と過去の思い出話でもして「誤魔化せ」とでも念押しされているかの如く。

いつもすれ違いで噛み合わない問答。

アホらしくて聞いていられないレベルでテレビを点けっぱなしにしていたことを後悔したほどです。

 

さすがにあんなのでは通用しないでしょ。普通の社会では・・・。

友人「女墓場」の人を揶揄するときの口癖「バカなの~?」を思い出しますし、そもそもまともな会社のプレゼンや会議であのザマだとしたらボコボコにされますよ。

それがまかり通ってしまうのがこの国の政治屋ならではなのでしょうね。

「責任はどうしてくれるの・・・」という記者の質問には「はぐらかし」の技を使っていましたが、その場はそれでおしまい。

まったく彼を甘やかししすぎですよ。

 

デルタ株の国内浸潤と今後もっと強烈な、ワクチンの効きにくいラムダ株の蔓延が予想されているのにね。

世界はきっと面白がってトーキョー五輪を「応援する」といいながら見ていますよ。

さすがに昨晩になって無観客を決めたようですが。

 

私は「野球はMLB」と決めています。

かつては子供たちを連れて球場に足を運ぶほどでしたが今はテレビでも国内のプロ野球はまったく視聴しなくなりました。

今朝も早朝からMLBのディゲーム、オオタニサンの雄姿をテレビモニターに噛り付き、適宜横浜の「奥の墓道」氏と戦況について各持論をline交換。それが日々の楽しみになりました。

 

昨日も一日の気分高揚の指標である1ブラボー(ブラボーは私どものいうホームラン)があり、まずまず。

ハッキリ日本と違うこと(笛に太鼓にラッパの「応援」のダサさがないことも素敵ですが)を一言でいえば3万人内外の超密ともいえる観客のうちマスク着用者は皆無ということ。

 

さすがアメリカ、ワクチンが効いてるということでしょうが、やることなすこと誠に早い。

愚図といわれて尚「早く早く」の口だけ自分応援に励む様子はもはや「痛い!」を感じるガースーレベル。

やはりアメリカには何から何までかなわない。

 

厚労省は国産ワクチンについて認可をビビっているようですがそれは最後の選挙対策用に残しているのでしょうかね。

この承認遅延の理由はほかには見当たりらないような気が・・・。それほど医学医療の技術に世界とそれほどの差があるとは思えません。

技術はあるが施策が無能。それの差でしょうね。

単純な理由。

海外製承認はあくまで緊急性重視であって例外のこと。

その接種によって死亡したとしても国の責任はナシ・・・です。

ところが国産とになれば承認したのは国・・・ということで訴訟の対象になりかねませんからね。

それだとしても「緊急性」でいいではないですかね。みみっちい保身ばかり目立ちます。

やっぱり「バカなの~?」。それは歴史が証明してくれることでしょう。

その語「歴史」を使って自らを逆に鼓舞(偉業の如く)していたガースーでしたが。

 

役人も政治屋も「責任」を取るのが大嫌い。

きっと方々はお家では「ごめんなさい」など言ったことがないのでしょうね。それこそ悪いオトナの教科書。

 

さて、昨日は奈良「塔の森」の奇特な存在ながらいかにも危機感漂う層塔を記しましたが、本日も続けて。

塔にはシングルの宝塔から三重・五重・七重、ときに九重・十一重塔そして十三重塔。

積めば積むほど手間とリスクがかかる多重層塔(十三重)ですが何度か拙ブログでも記している円成寺にも・・・。

「圧巻の13」を見ることができます。

 

そちらは寺域ながら拝観料のかからない場所、ほんの少し奈良市街寄りの場所に木々に隠れて立っています。

浄土庭園脇の美味しいうどんの店の側を通って、さて拝観を・・・と歩を進めがちになりますがそちらは後のお楽しみにしてまずはこの層塔にご挨拶を。

 

そちらに昨日の「塔の森」以上にハラハラさせられるようなバランスで立っている塔があるのです。

「平たい花崗岩の上、高さ450㎝の凝灰岩性」。

「塔の森」もそうでしたがやはり凝灰岩は素材の選択として不向きなのでしょうね。風化浸食が激しすぎます。

平安後期の仕事といいますから、実際、年月の経過も著しいものがありますが・・・。それにしても・・・

 

基礎四面には月輪。

東から薬師-釈迦-弥陀-弥勒(顕教四仏)の東方薬師のところを阿閦(あしゅく)仏に変更したタイプのようです。

目認試みましたがなかなか難しい。

そもそもその方角もアテになるのか・・・と疑心暗鬼。

 

何しろ今ここに立ち続けていることが奇跡のように感じる塔です。おそらく何度も崩壊を経験して今の姿になっているのでしょうね。

ただしそろそろ手を打たないとイケないレベルかも。

 

 

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コメント: 2
  • #1

    お祭り大好き (土曜日, 10 7月 2021 05:55)

    いつも拝読させていただき有難う御座います。
    本7/10土はオオタニさんに優先して、これから野球観戦に出掛けます。
    相良高校が48年振りに、静岡草薙球場の開会日第1試合に登場します。
    部員数が少ないため単独チームの出場が、今年で途切れる懸念があります。
    幸いにして科学技術高校に勝てば、次は17日のやはり静岡草薙球場です。
    元気に出かけてきます!

  • #2

    今井一光 (土曜日, 10 7月 2021 15:55)

    ありがとうございます。
    暑い中ご苦労様です。
    結果見ました。1回戦であんな負け方するとは驚き。
    そうですか部員が少ないというのなら仕方ないですね。
    相良で「気合入れて・・・」といっても無理なのでしょうかね。
    何から何まで。